出版社内容情報
【豊富な実務経験を有する著者が、激動する国際金融を理解するための必須知識を解説!】
国際収支、為替とその背後にある経済学の理論、そして実証研究の成果はもちろん、非日常的な通貨危機、国際収支危機、国家債務危機まで幅広く解説。そのうえで、グローバリゼーションの意義についても展望する。
著者の二人は、経済学者である一方、国際機関、省庁、証券会社での実務家・政策担当者としての経験も持つ。
アカデミックな視点に加えて、著者たちの経験に根差した実務家の視点で、現代の国際金融を読み解く。
内容説明
実務経験も豊富な経済学者二人が、激動する国際金融を理解するための必須知識を提供!平時の国際金融システムの理論・実証・制度に加え、近年頻発する「経済危機」への対応も解説。
目次
第1部 国際金融の基礎(国際金融システムと国際景気循環論のコンセプト;先進国・途上国間の国際金融取引;国際収支統計の仕組み;貯蓄・投資バランスと国際収支)
第2部 為替制度と為替レート(為替制度と為替市場;財市場と為替レート;金融市場と為替レート;日本の為替介入)
第3部 経済危機と国際金融システム(データから見た経済危機の特徴;通貨危機・国際収支危機;国家債務危機;複合的な危機;国際経済システムの変遷と課題)
著者等紹介
植田健一[ウエダケンイチ]
東京大学大学院経済学研究科兼公共政策大学院教授。1991年、東京大学経済学部卒業。2000年、シカゴ大学にてPh.D.(経済学)を取得。大蔵省(日本)、国際通貨基金(IMF)エコノミスト、同シニアエコノミスト等を経て、2014年に東京大学に移籍し、現在に至る。東京大学金融教育研究センター(CARF)センター長、東京経済研究センター(TCER)代表理事も務める
服部孝洋[ハットリタカヒロ]
東京大学公共政策大学院特任准教授。2008年、一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了後、野村證券に入社。2016年、財務省財務総合政策研究所を経て、2020年に東京大学に移籍し、現在に至る。2021年、一橋大学にて博士(経済学)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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