出版社内容情報
中国の食料供給モデルがクライシスに直面している。その克服の方向性を、土地私有化論に注目しつつ多角的・実証的に考察する。
目次
クライシスのフレームワーク
世界発クライシスと中国への影響
中国発クライシスと食料インフラ
世界と中国の食料供給クライシス
中国式食料供給モデルの主役と脇役
土地生産性分析―クライシスの諸相(1)
国際競争力分析―クライシスの諸相(2)
拡大する入超品目分析―クライシスの諸相(3)
拡大する中国の入超先の世界化―クライシスの諸相(4)
閉じられた自立―農民経済のマクロ分析から
「土壌」資本クライシス
土地私有化論の導因
土地私有化への準備―食料供給クライシスを超えて
中国土地私有化論の嚮導―土地は農民の手に
著者等紹介
高橋五郎[タカハシゴロウ]
愛知大学名誉教授、国際中国学研究センターフェロー、愛知大学国際問題研究所名誉研究員、中国経済経営学会会長(2018.11~2020.10)。愛知大学法経学部卒業、千葉大学大学院博士課程修了、農学博士。主な研究分野は中国農村・食料経済問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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