出版社内容情報
他者の影響や心理的要因を組み込んだ環境配慮行動の意思決定プロセス、政策効果発現メカニズムを検証し、環境政策への提言を行う。
目次
他者の意識・参照、他者や地域との関わりやつながり、ヒューリスティックによる意思決定プロセス
第1部 早崎内湖自然再生事業に伴う環境保全活動のあり方(琵琶湖の価値評価としての早崎内湖に期待する価値と早崎内湖の利用意欲の関係;自然環境の価値への期待と保全活動意欲の関係;他者との交流の場としての価値への期待と保全活動意欲の関係;地域の自然資源の価値維持のために望まれる保全活動主体;事業主体および保全活動主体としての行政への信頼評価)
第2部 自宅での緑のカーテンの実施促進および普及施策のあり方(緑のカーテン実施促進に係る提供情報の関心、実施意欲への影響;緑のカーテン実施促進に向けた提供情報の検討;近隣住民との関わりが緑のカーテン実施に与える影響;他者の緑のカーテンの実施状況の知覚・認知が緑のカーテン実施に与える影響;他者の緑のカーテンの実施状況の知覚・認知が住民の節電行動と温暖化防止に取組む自治体への信頼に与える影響)
他の住民の意識・参照と関わりやつながりを基礎とした地域の自然環境の保全と創出
著者等紹介
村上一真[ムラカミカズマ]
滋賀県立大学准教授。専門は行動経済学、環境経済学、開発経済学。1974年島根県生まれ。広島大学大学院国際協力研究科修了。博士(学術)。2000年三菱UFJリサーチ&コンサルティング、2011年アジア太平洋研究所、2013年より現職。主な著書『環境配慮行動の意思決定プロセスの分析:節電・ボランティア・環境税評価の行動経済学』(中央経済社、2016年、環境経済・政策学会奨励賞受賞)、『環境経営のグローバル展開:海外事業およびサプライチェーンへの移転・普及のメカニズム』(共著、白桃書房、2015年、環境経営学会学会賞“学術貢献賞”受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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