出版社内容情報
電力自由化とは何なのか? 電力の取引は自由化によって、どのように変わったのか? 内外の電力取引所の取引の仕組みを分析。
内容説明
電力自由化と、それに伴い活発化している電力取引について、さまざまな角度から記述。第1部は、電力自由化と電力改革について、まず欧米の状況を概観した後に、日本の電力自由化と電気料金の推移について、電力価格の国際比較を行いながら分析。電力システム改革について、自由化から発送電分離への流れ、広域系統運用機関の役割、小売及び発電の全面自由化の分析に加えて、競争と電力市場の整備、再生可能エネルギー、ベース電源の確保と原子力エネルギー等の課題と展望につき記述。第2部は、電力取引について、まず内外の電力取引所の状況を分析しています。特に、現在、電力取引の行われている日本卸電力取引所の取引の仕組みと、今後の展望について記述。電力デリバティブ取引については、電力という商品が持つ特殊性から、一般のコモディティや金融商品とは異なるさまざまなパターンの取引が行われており、多くの具体例を交えて解説。
目次
第1部 電力自由化と電力システム改革(電力自由化;電力システム改革)
第2部 電力取引(電力マーケットと電力取引;日本卸電力取引所;ネガワット取引;欧米の卸電力取引所の概要;欧州の電力取引所;米国の電力取引所;東南アジア諸国の電力取引所;取引所のセーフティネット;電力市場の活性化に向けて;電力デリバティブの機能と特徴;先物取引;オプション;スワップ取引;グリーン電力証書)
著者等紹介
伊藤穣[イトウユタカ]
横浜商科大学常任理事。横浜商科大学商学部教授。日本経済政策学会会員。公共選択学会会員
可児滋[カニシゲル]
横浜商科大学商学部特任教授。CFA協会認定証券アナリスト(CFA)。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。国際公認投資アナリスト(CIIA)。Certified Financial Planner(CFP)。1級FP技能士。日本金融学会会員。日本ファイナンス学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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