出版社内容情報
経済学の目的は、究極的には人間にとって「満足できる生活」、人間を「幸せ」にすることである。経済学に何ができるだろうか。
序 章 本書の狙い、構成、概要
第1部 経済学の多様な展開と特徴、課題
第1章 多様な展開をみせる現代経済学
第2章 主流派経済学の「強さ」と「弱さ」
第3章 経済政策論からみた経済学の課題
第4章 主流派経済学の課題とその対応方向
第2部 社会科学の新しいあり方(1):方法論の革新
第5章 総合政策学の発想:必要性、理論的基礎、方法論
第6章 人間の幸福度への着目:幸福の構成要素
第7章 持続性のある深い幸福:結果追求よりも原因指向の対応
第3部 社会科学の新しいあり方(2):人間の行動動機の多様性認識
第8章 利他主義の動機、成立構造、効果
第9章 黄金律の起源、発展、意義
第10章 コミュニティの機能:その組織的特徴と力の源泉
第4部 社会科学の新しいあり方(3):人間の生き方の探求
第11章 個人と組織のインテグリティ:その意義と社会的機能
第12章 個人の幸福追求と社会の発展:その関連性
第13章 個人の幸福実現と社会発展を統合する実践哲学
結語
引用文献
事項索引
岡部光明[オカベ ミツアキ]
慶應義塾大学名誉教授
目次
第1部 経済学の多様な展開と特徴、課題(多様な展開をみせる現代経済学;主流派経済学の「強さ」と「弱さ」;経済政策論からみた経済学の課題;主流派経済学の課題とその対応方向)
第2部 社会科学の新しいあり方(1):方法論の革新(総合政策学の発想:必要性、理論的基礎、方法論;人間の幸福度への着目:幸福の構成要素;人間を幸福にする要因:結果追求よりも原因指向の対応)
第3部 社会科学の新しいあり方(2):人間の行動動機の多様性認識(利他主義の動機、成立構造、効果;黄金律の起源、発展、意義;コミュニティの機能:その組織的特徴と力の源泉)
第4部 社会科学の新しいあり方(3):人間の生き方の探求(個人と組織のインテグリティ:その意義と社会的機能;個人の幸福追求と社会の発展:その関連性;個人の幸福実現と社会発展を統合する実践哲学)
著者等紹介
岡部光明[オカベミツアキ]
慶應義塾大学名誉教授。博士(政策・メディア)。1968年東京大学経済学部卒業、米ペンシルベニア大学大学院修士課程修了。日本銀行において研究第1課長、参事などを勤めた後、米プリンストン大学客員講師、豪マックオーリー大学教授、慶應義塾大学教授、明治学院大学教授などを歴任。この間、英オックスフォード大学上級客員研究員、仏エセック大学院大学客員教授などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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