目次
自覚的キャリア形成の研究
第1部 とりあえず志向に基づくキャリア論(とりあえず志向とは;とりあえず志向者にはどのような人が多いのか;キャリア形成としてのとりあえず志向の影響)
第2部 とりあえず志向の活用術(キャリア成功への鍵;とりあえず就職に対する疑問;とりあえず志向を活用するための方法論)
自覚的なキャリア形成の実現に向けて
著者等紹介
中嶌剛[ナカシマツヨシ]
1974年兵庫県生まれ。2004年同志社大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、千葉経済大学経済学部准教授。社会保険労務士、(財)日本生産性本部認定キャリアコンサルタント、専門社会調査士。専門は労働経済学、キャリア形成論。第14回(平成25年度)労働関係論文優秀賞(労働政策研究・研修機構)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きいち
33
「とりあえず就職」「とりあえず公務員」…通常指弾されてしまいがちな、ESの「やりたい仕事」、キャリア指導の自己PRとは真逆な志向。その、「将来が見えない状況でも行動に移せる」というポジティブ側面を、概念論と統計データを用いて証明していく学術論文。キャリア構築において最も大切な「経験を積み始めること」、どんなに深く考えてても立ち止まっていてはスタートできないのだから、とりあえず、が一番なのだ。著者が実体験から見出した観点というのも素敵。◇「やりすごし」の組織運営上の価値を述べた経営学の高橋伸夫を思い出した。2016/10/31
ナイトは許されナイト
0
★★★2015/11/28