レオ・メラメド―金融先物市場の創設と発展

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  • サイズ A5判/ページ数 292p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535557796
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3033

出版社内容情報

ナチスの迫害から杉原千畝の“命のビザ”により亡命、シカゴで商品先物取引に投じ、金融先物という魔法の商品を創った偉人の記録。

第1章 ホロコーストからの大脱出
1.第二次世界大戦勃発
2.2年間に亘る大脱出行
3.日本に短期滞在後、米国へ
4.ニューヨークからシカゴへ

第2章 弁護士稼業から先物トレーダーへの途
1 大学生時代
2.先物市場との遭遇
3. 兼業先物トレーダー
4.弁護士稼業を投げ捨てて先物トレーダーへ

第3章 先物市場の大改革
1.シカゴの先物取引所
2.取引所の民主化に着手
3.理事長へ昇任
4.単品取引所の苦悩

第4章 農産物先物から金融先物に向けて
1.ブレトンウッズ体制の構築
2.ブレトンウッズ体制の動揺
3.通貨先物構想の浮上
4.通貨先物市場の実現
5.通貨先物市場の活性化

第5章 金融先物市場の拡大に向けて
1.証券先物の上場
2.金利先物の上場
3.株価指数先物の上場
4.ワシントンと先物取引所

第6章 金融危機に立ち向かう先物市場
1.ブラックマンデー:前夜
2.ブラックマンデー:当日
3.ブラックマンデー:当日深夜から翌日寄り付きまで
4.ブラックマンデー:その後の先物市場批判とその防戦
5.グローバル金融危機と先物市場
6.グローバル金融危機とCDS
7.取引所清算機能のOTC取引への提供

第7章 IT導入に向けての闘争
1.場立ち取引
2.場立ち取引と市場流動性
3.コンピュータ取引
4.コンピュータ取引導入の戦略的インプリケーション
5.海外取引所VSシカゴ先物取引所
6.コンピュータ取引への決め手

第8章 シカゴ先物市場のさらなる発展に向けて
1.株式会社化
2.合併
3.シカゴマーケットのあくなき発展

【著者紹介】
横浜商科大学教授/元日本銀行文書部長/元東京証券取引所常務理事

内容説明

金融の世界に革命を起こしたシカゴの巨人!杉原千畝の「命のビザ」で救われたメラメドが危機と向き合い、既得権益を打破し、先物王国を築き上げるまでの波瀾の物語。

目次

第1章 ホロコーストからの大脱出
第2章 弁護士稼業から先物トレーダーへの途
第3章 先物市場の大改革
第4章 農産物先物から金融先物へ
第5章 金融先物市場の拡大に向けて
第6章 金融危機に立ち向かう先物市場
第7章 IT導入に向けての闘争
第8章 シカゴ先物市場のさらなる発展のために

著者等紹介

可児滋[カニシゲル]
横浜商科大学商学部教授、拓殖大学大学院経済研究科客員教授、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、CFA協会認定証券アナリスト(CFA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)、Certified Financial Planner(CFP)、1級FP技能士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nranjen

2
シカゴマーカンタイル取引所で金融先物市場を創設し、市場全体の発展に大きな寄与をしたレオ・メラメドのキャリアを物語った本。難しい箇所もあったものの(先物の仕組みがまだよく理解できてません)ぐんぐん引き込まれるダイナミックな人生と彼の人間性。「市場」を運営する立場からのブラックマンデーの記述が新鮮で学びがあった。2024/04/02

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