資源環境経済学のフロンティア―新しい希少性と経済成長

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  • サイズ A5判/ページ数 379p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535556102
  • NDC分類 334.7
  • Cコード C3033

内容説明

非市場性の環境資源に関する新しい希少性に対して、どのような公的部門の行動が必要となるのか?「環境‐資源‐開発」の新しいパラダイムへ挑戦。

目次

「新しい希少性」という概念の導入
21世紀の鉱物資源と消費
希少性の経済学―議論の状況
生態系の財・サービス、その限界―生物学的多様性と管理手法の役割
浮上する希少性問題―炭素制約下の世界におけるバイオエネルギーと食料との競合
持続可能性とその経済学的解釈
資源、希少性、技術、成長
内生的技術変化、天然資源、成長
経済成長、環境の質、資源希少性の関係の進化的分析
持続可能性のためのツールとしての環境政策
公共政策:イノベーションへの投資の誘発
現代主義の驚異と危険:一つの見解
世代内衡平か世代間衡平か:南の国々からの見方
今日の貧困世界にとっての持続可能な経済発展

著者等紹介

シンプソン,デビッド[シンプソン,デビッド][Simpson,R.David]
米国環境保護庁(EPA)国立環境経済センター研究員

トーマン,マイケル[トーマン,マイケル][Toman,Michael A.]
世界銀行開発研究グループ気候変動問題リードエコノミストおよびエネルギー環境チーム責任者

エイヤーズ,ロバート[エイヤーズ,ロバート][Ayres,Robert U.]
国際応用システム分析研究所(IIASA)研究員、フランスNSEAD名誉教授

植田和弘[ウエタカズヒロ]
1952年生まれ。1975年京都大学工学部卒業後。大阪大学大学院を経て、1981年京都大学経済研究所助手、1984年京都大学経済学部助教授、1994年同教授。現在、京都大学大学院経済学研究科および同地球環境学堂教授。工学博士、経済学博士。専攻は環境経済学、財政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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正常な空気や水、生態系サービスといった、所有と利用が一致しない新たな資源問題だけでなく、鉱物資源や一次産品等の古典的な資源問題、南北問題、環境政策等々まで含む、盛りだくさんの論文集。学際的な取り組みなだけに、専門的な内容ながら門外漢でも取っ付きやすい書き方になっている。訳文のばらつきはご愛嬌。フロンティアという題名だが、網羅的に環境・資源問題の基礎知識を付けたい人にも勧めたい内容。2012/10/29

もふもふ

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一部だけ読了。資源の採掘や消費による環境の影響、枯渇問題、またそれに対する政府の政策などの論説文。2010/10/27

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