内容説明
金融危機と不況が世界を席巻している。日本はこの未曾有の危機を乗り切れるのか。グローバルスタンダードの視点をニューヨークからロンドンに移すことで新たな視界が開けてくる。
目次
序章 ロンドンからの視点（日本に適した金融制度とは；英系マーチャント・バンクの危機 ほか）
第１章 財政金融制度のグローバルスタンダード（財政と金融；欧州通貨統合の本質 ほか）
第２章 英国における金融制度改革と政治、行政制度（証券取引所関連の新たな動き；決済制度の動き ほか）
第３章 ロンドンから見た日本の財政・金融（不良債権問題とジャパン・プレミアム；住専問題 ほか）
第４章 その後の研究（アジア通貨危機と香港のカレンシーボード制；英国と比較した日本の政治と行政―政官分離か一体化か）
著者等紹介
大久保和正［オオクボカズマサ］
１９５３年東京都生まれ。１９７８年東京大学工学部卒業、大蔵省入省。主計局、銀行局、理財局等を経て、８９年６月～９２年７月外務省在香港日本国総領事館領事。９４年６月～９７年７月日本輸出入銀行（現国際協力銀行）海外投資研究所主任研究員としてロンドンに勤務。帰国後、大蔵省理財局の国有財産課長、国庫課長を経て、２００３年７月東京医科歯科大学教養部教授。０６年８月財務省中国財務局長。０８年７月より米国コロンビア大学東アジア研究所客員研究員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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