内容説明
わたしたちの生活はミクロ経済学の事例の宝庫。新聞などで日常的に接する出来事を経済学の言葉で表現しなおすことで、経済学と現実社会、双方の理解が深まる。
目次
ウォームアップ―経済現象を考える枠組み
第1章 主婦の月給:アンケート調査と市場価格―消費者行動の分析
第2章 千両みかん:価格評価と落語の落ち―企業行動の分析
第3章 値下げ?値上げ?―企業間の価格競争
第4章 ゴルフと25セント―不確実性と意思決定
第5章 セット販売vs.ブレンド米―情報の偏在と市場の機能
第6章 新春の福袋、なぜ買うか?―情報の経済学
付録 経済理論の概略的枠組み
著者等紹介
山崎昭[ヤマザキアキラ]
1942年生まれ。福井市出身。1966年一橋大学経済学部卒業。仏国グルノーブル大学D.E.S.,米国ロチェスター大学経済学Ph.D.,一橋大学博士(経済学)。米国イリノイ大学シカゴ校経済学部助教授、一橋大学経済学部教授を経て、明星大学経済学部・大学院経済学研究科教授、一橋大学名誉教授。専攻は理論経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葉
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具体的な事例をあげて命題や原理を身近に感じることから大学院前期過程での講義材料になるしている。初めは消費者行動から限界代替率と予算制約から効用最大化の条件を考えている。回答例として筑波大の学部生が余暇について書いていたが、バックワードベンディングまで書いてほしかった。生産者理論のところでは利潤最大化問題をMRと価格から考えている。シュタッケルベルグをスタッケルベルグと書いている本を初めて見た。ゲームはあっさりすぎている。不確実性と意思決定ではリスクを取ることに対する割り増し金からリスクプレミアムの図を使っ2014/12/03