内容説明
本書は、著者がこれまでに実践してきた「数式を使わない、直感的な金融工学」を下敷きにしてまとめたものです。数式を使うかわりにイメージ図をふんだんに使いながら、金融工学の基礎、金融工学の本質をわかりやすく解説します。
目次
1 金融工学の重要ポイント(金融工学を勉強しよう;オプション取引は何を取引しているのか;オプションの値動きと「伊藤のレンマ」;ブラック=ショールズモデル)
2 金融工学の実践(オプション取引って何?;個人投資家とオプション―カバードワラントで注意すべきこと;カバードワラントの社会的インパクト;現代金融商品のからくりを暴け―仕組み債の仕組み)
3 金融テクノロジーと現代社会(金融工学は勉強するに値するか;LTCM破綻は「金融工学の破綻」を意味するか?;市場リスク管理の基礎;株価を予測するテクノロジー;金融工学と現代社会)
著者等紹介
足立光生[アダチミツオ]
1968年大分県に生まれる。1992年同志社大学経済学部卒業。外資系銀行・外資系証券会社勤務を経て、1998年京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。2001年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士。現在、名古屋商科大学会計ファイナンス学部助教授
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感想・レビュー
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1
何回か読もう2016/03/15
r_kagi
1
少しずつ金融商品のことが分かってきた.ブラックショールズモデルについても簡単な説明があり,イメージすることができた.まだまだ基礎ですが,他の書籍も参考にしていきたいです.2013/11/11
たっくん
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よくニュースで聞く、オプションとかデリバティブとかの意味や仕組みがわかりやすく書かれています。 これを読むと、派生商品の種類の広さ、詐欺にも使えそうな応用の容易さなどよく分かります。 数式使っておらず、グラフだけで説明しているところも良いです。2013/10/13