内容説明
あなたは、自分の石を持っていますか?石はそれぞれが記憶装置ですし、生きている小さな地球です。石とのつきあい方がわかってくれば、地球とのつきあい方もわかります。自分の石を手にいれたとき、あなたは地球とひとつにつながるのです。自然のこと、地球のこと、友だちのこと。次世代に残したい、大切な1冊。
著者等紹介
ベイラー,バード[ベイラー,バード] [Taylor,Byrd]
The Way To Start A Day(ピーター・パーナル絵)、When Clay Sings(トム・バーチ絵)でカルデコット賞を受賞
パーナル,ピーター[パーナル,ピーター] [Parnall,Peter]
博物学関係のイラストレーターとして著名。数多くの絵本も手がけ、ベイラーとのコンビでカルデコット賞を受賞
北山耕平[キタヤマコウヘイ]
1949年神奈川県藤沢市生まれ。大学卒業後、雑誌の編集にたずさわり、1976年、特派員としてカリフォルニアに渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺったらぺたら子
18
そのへんの石を拾ってみる、という行為に何の意味や価値があるか。どういう基準で選べば良いのか。さて、もうそれだけで、いわば社会的に何も頼るもののない、裸の存在とならざるを得ない。スピリチュアル的には勿論色々と根拠や基準や効能があるのですが、そうなるとサプリメントと変わらない訳ですね。そうではなく敢えてそれらは鑑みずに、さあ、自分の好きな石を選んで、向かい合ってみませんか、自分の感覚だけを頼りに。(次の段階として私は、人に石をあげる、貰う、という事を提唱したい。ちょっとオノ・ヨーコ的な視点が生まれる。)2018/10/07
なま
10
★★★☆☆石マニアにはたまらない1冊かもしれない。「友達の石を持って無い人はかわいそう」という表現に違和感があり、最初は石は友達を表現し「友達がいない人はかわいそう」だと言っているのか?と解釈したが、あとがきを読むと石を友達の様に持たない人がかわいそうだと地球の欠片である石を見つけて持とう!という事なのだと理解した。自分にベストな石を手に入れるためのルールが10書かれているので石探しのヒントになりそう。1974年に初版が刊行されて以来、多くの人が石(小さな地球)に眼を向けるきっかけとなったそう。9分。 2020/09/07
adu
4
石好きとしてはたまらない絵本。自分にとっての唯一の石の見つけ方が書いてある。石は、最も身近で、てのひらに入るほどの、宇宙かなと思う。生きることは時に厳しい道のりだけれども、そこにひとりで立ち向かう強さを、石はくれるのかもしれない。孤独の大切さを思う。2021/10/27
ありんこ
3
人生には様々な転機があります。そのとき、自分の中に確固たる思いがあれば、周りの状況に流されず、前を向いて生きていくことができます。不安な気持ちになったとき、石ではなくても、大切なものをポケットやバッグに忍ばせて、ギュッとにぎりしめるといいのかもしれません。地球や自然、生き物を大切にする気持ちを伝えている素敵な絵本です。2025/03/01
み
3
またまた石の本。自分だけの、自分のための石を拾うためのルールが書かれている。不思議本。2021/07/18