内容説明
“世界の工場”と化した中国。生産から研究開発まで海外移転が進む日本。製造業の空洞化はさらに加速するのか。各業種の実態をふまえ、空洞化に強い産業・弱い産業を検証する。
目次
第1部 総論(産業空洞化論を斬る;対日直接投資―日本経済構造改革の要;アジアにおける比較優位構造の変化と空洞化問題;技術進化の現状と意義―モジュール化を中心に)
第2部 各論(繊維―事業転換による生き残り(卒業業種その1)
自動車部品―高品質・開発力・デリバリの優位性で生き残り可能
IT(情報技術)―中期ビジョンの確立が鍵
情報家電―「選択と集中」によるサバイバル戦略 ほか)
著者等紹介
叶芳和[カノウヨシカズ]
1943年鹿児島県奄美大島生まれ。1977年一橋大学大学院博士課程修了。(財)国民経済研究協会理事長、会長を経て、1997年から拓殖大学教授(現在、国際開発学部教授)。その間、総合研究開発機構(NIRA)およびシンガポール東南アジア研究所(ISEAS)客員研究員歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。