内容説明
東アジアと日本が「摩擦と協力の共存」という新たな段階に入りつつあるとの認識に立って、東アジア経済が直面している課題を取り上げている。東アジア経済の持続的発展のための日本の役割を考え、日本と東アジアとの新たな経済関係の構築に向けた政策を提言。
目次
第1部 貿易と直接投資の新たな枠組み(東アジア地域主義の新展開と日本の対応;ASEAN経済の可能性;中国の経済発展に対するアジアの対応;中国脅威論と日本の対中通商政策;日本の産業調整と対外直接投資;グローバル知識経済における東アジアの経済成長メカニズム)
第2部 通貨・金融協力と開発援助のあり方(アジアにおける通貨・金融協力;アジアの為替相場制度をめぐって;現代の開発パラダイムと開発援助;日本の国際開発協力の新地平―地球共生社会の創成を目指して)
著者等紹介
青木健[アオキタケシ]
1941年東京生まれ。1966年早稲田大学第一政治経済学部卒業、経済学博士。現在、杏林大学総合政策学部教授。専攻はアジア経済論、開発経済学
馬田啓一[ウマダケイイチ]
1949年東京生まれ。1979年慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、杏林大学総合政策学部教授。専攻は、国際経済学、経済政策論
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