内容説明
ワシントンDCにあるエリート高校で経済学を教えるサム・ゴードンは、政府による規制は有害であり、人類は自由な経済市場のもとでこそ繁栄すると信じている。一方、同僚のローラ・シルバーは、ウォールストリートジャーナルよりもワーズワースを好む文学者。政府は、消費者や労働者を市場の暴挙から守るべきだと考えている。この二人をめぐる物語と並行して、政府監視機関のリーダー、エリカ・ボールドウィンの正義の実現に向けた闘いが展開される。この二つのドラマはどう結びついているのか?エリカは、冷酷なCEO、チャールズ・クラウスの不正を暴くことができるのか?辞職に危機に追い込まれたサムに打開策はあるか?ローラはアダム・スミスを崇めるような男を愛せるか?その答えが明らかになるとき、あなたはビジネスや市場がいかにしてわれわれの生活を変えていくのかを学ぶことになるだろう。
目次
始まりの日
美女と野獣
危険と喜び
対決
薄給にして重労働
消える灯り
消費者を搾取する
マジック・フィンガー
セイレーンの呼び声
埃にまみれて〔ほか〕
著者等紹介
ロバーツ,ラッセル[ロバーツ,ラッセル][Roberts,Russell]
ワシントン大学(セントルイス)のマレー・ワイデンバウム経済・政治・公共政策センター、ジョン・M・オーリン記念講座上級研究員。現在はグラフやデータを駆使した経済学入門をウェブ上で展開。ワシントン大学(セントルイス)で教鞭をふるう他、UCLA、スタンフォード大学、ロチェスター大学でも教えた経験を持つ。ノースカロライナ大学で学士号、シカゴ大学で博士号を取得(いずれも経済学)
沢崎冬日[サワサキフユヒ]
株式会社エァクレーレンで翻訳に従事。東京大学文学部卒業
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感想・レビュー
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