インビジブルハート―恋におちた経済学者

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535552975
  • NDC分類 933
  • Cコード C1033

内容説明

ワシントンDCにあるエリート高校で経済学を教えるサム・ゴードンは、政府による規制は有害であり、人類は自由な経済市場のもとでこそ繁栄すると信じている。一方、同僚のローラ・シルバーは、ウォールストリートジャーナルよりもワーズワースを好む文学者。政府は、消費者や労働者を市場の暴挙から守るべきだと考えている。この二人をめぐる物語と並行して、政府監視機関のリーダー、エリカ・ボールドウィンの正義の実現に向けた闘いが展開される。この二つのドラマはどう結びついているのか?エリカは、冷酷なCEO、チャールズ・クラウスの不正を暴くことができるのか?辞職に危機に追い込まれたサムに打開策はあるか?ローラはアダム・スミスを崇めるような男を愛せるか?その答えが明らかになるとき、あなたはビジネスや市場がいかにしてわれわれの生活を変えていくのかを学ぶことになるだろう。

目次

始まりの日
美女と野獣
危険と喜び
対決
薄給にして重労働
消える灯り
消費者を搾取する
マジック・フィンガー
セイレーンの呼び声
埃にまみれて〔ほか〕

著者等紹介

ロバーツ,ラッセル[ロバーツ,ラッセル][Roberts,Russell]
ワシントン大学(セントルイス)のマレー・ワイデンバウム経済・政治・公共政策センター、ジョン・M・オーリン記念講座上級研究員。現在はグラフやデータを駆使した経済学入門をウェブ上で展開。ワシントン大学(セントルイス)で教鞭をふるう他、UCLA、スタンフォード大学、ロチェスター大学でも教えた経験を持つ。ノースカロライナ大学で学士号、シカゴ大学で博士号を取得(いずれも経済学)

沢崎冬日[サワサキフユヒ]
株式会社エァクレーレンで翻訳に従事。東京大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デビっちん

8
高校の経済学教師であるサムと同じ高校で英文学を教える同僚ローラの2人が織り成す物語。考え方が異なる2人の会話の中から、経済学的なモノの見方や考え方を知ることができる小説でした。 エコノミストサムの鋭いセリフに翻弄されるローラと、2人の恋愛模様が楽しめました。最初と最後の場面の対比が、考え方は変えられることを示していてホンワカしました。恋愛小説の中に経済学的な考え方を混ぜ込んでいる、その発想が凄いなーと感じました。2016/03/13

Y.T.

3
『今を生きる』の講師が経済学者バージョン。チャールズ・クラウスをマイケル・ダグラスが、サム・ゴードンをロビン・ウィリアムズが演じる姿が目に見える。リバタリアニズムの本として、ロバート・ノージック『アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界』と小説としてジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』が面白うそうだと思った。2018/02/10

がっち

2
恋愛のもりあがりはないかなぁ。経済学を示しているのはたしかに面白いけど。。。2013/05/04

gyouzalove

1
経済学をベースにしたお話。主人公のイメージはドルトムントのクロップ監督。独白シーンが多すぎる印象だけど、考え方はすっと受け入れることができた。物語の作りもよかったし、小説ばかりじゃなくたまにはこういう本も読まないとw2012/12/13

Yoshiki Urano

1
友達に薦められてずっと読みたいと思ってた本。ようやく読めたー。奥手だけどたまに大胆さもある高校の経済学の先生サムと純真で英文学が好きな同僚ローラの物語を楽しみつつ二人の会話から経済学的なものの見方を知ることができる小説。 地球上から石油がなくなることはない、インセンティブによって物事を操縦する、人間であることの本質は選択することだ等、エコノミストサムの鋭いセリフに魅せられます◎2012/01/09

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