内容説明
科学とビジネスをどうつなぐか。これが、科学技術創造立国・日本の課題である。本書には、この課題に応える最新のサイエンスパーク…起業都市戦略が示されている。
目次
アジアに広がるサイエンスパークと停滞する日本
第1部 KSP(かながわサイエンスパーク)の生成と発展―その軌跡と成果(KSP一〇年の成果と教訓;KSPシステム―その特長、課題、環境;なぜ、「かながわサイエンスパーク=KSP」を創ったか―構造変化への戦略的対応 ほか)
第2部 サイエンスパーク運動の現状と展望(地域プラットフォームとベンチャー都市、サイエンスパーク都市への展望―テクノポリス政策の総括と教訓を踏まえて;山形テクノポリス―ライフ・サポート・テクノロジー開発の実験;浜松地域テクノポリス―ベンチャー起業と産学官ネットワーク ほか)
第3部 21世紀の起業都市を目指して―川崎・創造のもりプロジェクトの射程(川崎市の産業政策と戦略―競争力のある都市産業システムづくりを目指して;慶応義塾大学の戦略―グローバル・ユニバーシティーを目指して;知識経済時代とサイエンスパーク、サイエンスシティ、「研究共同体」―アジア・サイエンスシティ・ネットワークを目指して)
著者等紹介
久保孝雄[クボタカオ]
(財)川崎市産業振興財団理事長。アジア・サイエンスパーク協会会長。1929年生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。民間研究所を経て、75年長洲知事の政策スタッフとして神奈川県庁入り。87‐91年副知事。91‐99年(株)ケイエスピー社長。99年8月(財)川崎市産業振興財団理事長に就任、現在に至る。その他、アジア・サイエンスパーク協会会長、科学技術庁参与、サイエンスシティ川崎戦略会議委員などを務める
原田誠司[ハラダセイジ]
那須大学都市経済学部教授。1942年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。民間シンクタンクを経て、99年4月那須大学都市経済学部教授、現在に至る。専門は、経済政策論、日本企業論。かわさき21産業戦略推進会議座長、サイエンスシティ川崎戦略会議幹事などを務める
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