内容説明
本書は題名の通りわが国のフードシステムを経済学的に分析したものである。フードシステムについては、本書ではこれを最終的に消費者に提供される食料の流れを消費者から逆に生産者の方向にたどっていったとき、関係するすべての経済主体の働きを総合的にシステムとしてとらえたものであると考える。したがって、本書のフードシステム分析では、これまでの農業を中心に据えた食料経済分析と違って、食生活に大きなウエイトがおかれ食生活を規定する消費者の食品選択行動から分析が始まる。
目次
序章 フードシステム
第1章 食生活の成熟
第2章 食料消費パターンの変化
第3章 家族の変化と食生活の外部化
第4章 家事労働の外部化―既製服と調理済み食品
第5章 食品工業の産業組織
第6章 食品流通業の実態と世帯類型別食品購買行動
第7章 中食・外食産業の実態と消費者意識
終章 フードシステムの課題
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