出版社内容情報
主流銀行業と低所得者向け消費者信用に二分される米国金融。このシステムがいかに形成されたのかを六〇年代に遡り明らかにする。
目次
第1章 アメリカ消費者信用史における低所得層消費者信用問題
第2章 全国消費者金融委員会報告書とその主勧告内容―金利上限緩和・撤廃による信用アベイラビリティ拡大策
第3章 低所得層消費者信用の改革構想―全国消費者金融委員会報告書の作成過程に関わる理念と利害
第4章 低所得層消費者信用市場の再創出―全国消費者金融委員会報告書の主勧告をめぐる委員間対立
第5章 信用の「形式的機会均等」の確立―全国消費者金融委員会報告書公聴会に見る2つの原理
第6章 現代アメリカ非主流信用の市場と規制
著者等紹介
大橋陽[オオハシアキラ]
1972年生まれ。2022年~立命館大学経済学部教授。現代アメリカ経済史、アメリカ経済論を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。