FinTechの衝撃―金融機関は何をすべきか

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FinTechの衝撃―金融機関は何をすべきか

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  • サイズ B6判/ページ数 277,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492762271
  • NDC分類 338
  • Cコード C3034

出版社内容情報

脅威か? チャンスか? 金融機関に忍び寄る“破壊者”の正体を徹底解説。銀行、証券など業界関係者がとるべき対応策がわかる。 金融史上最大の創造的破壊が始まった。

ベストセラー『クラウドの衝撃』『ビッグデータの衝撃』の著者による最新刊

ゴールドマン、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴなど欧米の先進事例に学ぶ
「育成」「提携」「出資」「買収」戦略

脅威か? チャンスか? 金融機関に忍び寄る“破壊者”の正体を徹底解説!
「クラウド」「ビッグデータ」「IoT」の次に来るITビジネスの注目トピックス書。

金融機関のライバルは、もはや他の金融機関ではなく、他業界からの参入者である。
特に、最先端のテクノロジーに加え、使いやすいユーザーインターフェースで
利用者を虜にする術に長けたテクノロジー企業だ。

FinTechによって、融資・決済・海外送金などさまざまな分野で数々の革新的なサービスが生まれている。
本書では、FinTechの定義、背景などの基本から、具体的なサービスの紹介、FinTechのコア技術である「ブロックチェーン」の解説、金融機関が考えなければならない対応策、各国政府の動きなど、さまざまな観点からFinTechの世界を詳細に分析。入門書にとどまらない、踏み込んだ深い分析、洞察を示している。
大手銀行のほか、地銀や証券、保険、クレジットカード業界など金融業界の関係者、また金融業への参入を狙う通信業界やIT業界関係者も必読の書。

はじめに

第1章 なぜ今、フィンテックなのか?
 Silicon Valley is Coming
 消える支店と「モバイル・シフト」
 ミレニアル世代の取り込みに躍起になる金融機関
 そしてフィンテックへ
 金融業界出身者が続々とフィンテック企業へ

第2章 フィンテックサービスの実際
 フィンテックサービスの分類
 マーケットプレイスレンディング(P2Pレンディング)
 中小企業向けオンラインレンディング(バランスシート・レンディング)
 ロボ・アドバイザー
 モバイル決済・送金
 デジタルバンク
 コラム デジタル専業証券
 インシュアランス・テックの潮流

第3章 フィンテックの核心技術「ブロックチェーン」
 「正当な台帳の更新者」を決めるプルーフ・オブ・ワーク
 コラム ビットコインのマイニング方法
 不正対策:正当な作業を行うインセンティブを付与
 ブロックチェーンの特徴:耐障害性、透明性が高い
 コラム ブロックチェーン2.0

第4章 金融機関のフィンテック戦略
 フィンテック企業の「育成」を図るアクセラレータ・プログラム
 コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)設立による「出資」
 有望ベンチャーの早期囲い込みを図る「買収」
 イノベーションを生み出す風土を醸成する「イノベーションラボ」
 フィンテック企業との「競争」
 ゴールドマン・サックスのフィンテック戦略
 コラム フィンテックと破壊的イノベーション

第5章 モジュール化する金融サービス
 ゼネラリストか、スペシャリストか?
 フィンテックが促す製販分離とモジュール化
 金融APIの公開
 「土管化」を避けたい既存金融機関
 APIの公開を迫る英国政府とフィンテック企業
 EU「新決済サービス指令(PSD2)」のインパクト
 「アンバンドル」から「リバンドル」へ
 プラットフォーム戦争

第6章 日本におけるフィンテックの方向性
 金融庁が主導する国内のフィンテック
 「楽天は銀行を保有できるが、銀行は楽天を保有できない」
 改正銀行法の成立
 欧米とは異なる国内の状況
 デジタルなシニアを狙え
 日本ならではのフィンテックを再考せよ

おわりに
謝辞
参考文献/ウェブサイト


城田 真琴[シロタ マコト]
城田 真琴(シロタ マコト)
野村総合研究所デジタルビジネス開発部グループマネージャー/上級研究員
野村総合研究所デジタルビジネス開発部グループマネージャー/上級研究員
北海道旭川市出身。北海道大学工学部卒業後、大手メーカーのシステムコンサルティング部門を経て、2001年に野村総合研究所入社。以後、一貫して先端ITが企業や社会に与えるインパクト等を調査・研究している。総務省「スマート・クラウド研究会」技術WG委員、経済産業省「IT融合フォーラム」パーソナルデータWG委員などを歴任。著書に『クラウドの衝撃』『ビッグデータの衝撃』(いずれも東洋経済新報社)、『パーソナルデータの衝撃』(ダイヤモンド社)、共著に『ITロードマップ 2016年版』(東洋経済新報社)などがある。NHK Eテレ「ITホワイトボックス」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、BSフジ「プライムニュース」、BSジャパン「日経プラス10」などテレビ出演も多い。

内容説明

金融史上最大の創造的破壊が始まった。ゴールドマン、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴなど欧米の先進事例に学ぶ「育成」「提携」「出資」「買収」戦略。

目次

第1章 なぜ今、フィンテックなのか?
第2章 フィンテックサービスの実際
第3章 フィンテックの核心技術「ブロックチェーン」
第4章 金融機関のフィンテック戦略
第5章 モジュール化する金融サービス
第6章 日本におけるフィンテックの方向性

著者等紹介

城田真琴[シロタマコト]
野村総合研究所デジタルビジネス開発部グループマネージャー/上級研究員。北海道旭川市出身。北海道大学工学部卒業後、大手メーカーのシステムコンサルティング部門を経て、2001年に野村総合研究所入社。以後、一貫して先端ITが企業や社会に与えるインパクト等を調査・研究している。総務省「スマート・クラウド研究会」技術WG委員、経済産業省「IT融合フォーラム」パーソナルデータWG委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kentaro

35
2007年に勃発した金融危機の影響によって、金融の世界に長年身を置き、業界を熟知した多くの銀行マンが大手金融機関から流出し、シリコンバレーを中心に、現在のフィンテック企業と呼ばれるスタートアップに流れ込んだ。 その結果、シリコンバレーを中心に、金融の業務知識とテクニカルなスキル、両方を兼ね備えた力のあるスタートアップ企業が次々と誕生した。金融業界は規制が厳しく、金融業界特有のリスクに対する正確な理解も求められる。金融業界出身者が多いのは当然かもしれないが、大手金融機関の出身者の多さには驚かされる。2020/04/05

harhy

18
金融の世界がFinTechで変わっていく様が分かりやすい。日本は遅れているが、じわじわと浸透している。変わるときは、一気に進むだろうね。2017/04/10

九曜紋

10
FinTechに限らず、テクノロジーの進化が破壊的威力を持つことは読む前から想像できたが、一番印象的だったのがロボ・アドバイザーの話。投資を考える顧客はインターネットやスマホアプリから年齢や年収、投資経験など必要項目を入力するだけで、アルゴリズムがその人に最適なポートフォリオを作成してしまい、人間のファイナンシャルアドバイザーを必要としないー。全編を読むと、金融機関がこれまでしてきたことー多額の資金を投じて支店網を維持し、人材を囲い込むーがすべて不要になるとしたら。凄まじい未来図、いや既に現在進行形の話。2017/03/26

nekozuki

10
Fintechの各種サービスの説明・展望と金融業界の反応。じわじわと日本の金融機関も対応し始めている(欧米ほどのスピード感はない印象)。新旧で「競合」するのではなく「協働」していくというのはよい方向性ではないかと思う。2016/12/01

りょうみや

9
金融分野のIT化の話。興味深い話題はいくつかあったが、ビットコインを実現するためのブロックチェーン、金融APIによる金融サービスのモジュール化、技術者を大量に雇い着々と準備を勧めているゴールソマンサックスなど大手機関などの解説が参考になった。例によってアメリカが先行で日本はまだこれからといった感じだが、金融サービスの利用は懐に直結する話なので、このあたりの知識は持っておきたい。2016/10/25

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