出版社内容情報
日本企業における人事処遇制度の形成過程と歴史的展開を、三菱電機の事例に即して明らかにする研究。
目次
課題と方法
第1部 経営民主化のなかの「能力」と「職務」(戦後型学歴身分制の形成―1948年身分制度改定;職務重視型人事労務管理の萌芽―1950年職階制度導入)
第2部 職務重視型能力主義の登場(戦後型学歴身分制から能力主義的人事処遇制度へ―1968年人事処遇制度改定;能力主義下における職務給・能率給―1968年人事処遇制度改定のもう一つの側面)
第3部 苦境に立つ職務重視型能力主義(「新職能資格制度」と職務重視型能力主義の再編成―1978年人事処遇制度改定;処遇をめぐる納得性の担保―1986年・1993年人事処遇制度改定;大卒ホワイトカラーの能力主義管理―1978年人事処遇制度改定のもう一つの側面;管理職層における発言機構の整備―1981年役職制度改定・労働協約改定)
第4部 役割主義の台頭(管理職層の成果主義と役割等級制度―1998年職群制度導入;職務重視型能力主義から役割主義へ―2004年役割・職務価値制度導入)
総括と展望
著者等紹介
鈴木誠[スズキマコト]
長野大学企業情報学部教授。専攻、労使関係論、人的資源管理論。1972年福島県生まれ。2022年長野大学企業情報学部同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。