出版社内容情報
現代のアメリカにおいて、経済権力が制度、政治、政策に及ぼす力について、理論的かつ実証的に明らかにする。
目次
序章 独占化の強まりと政治権力
第1部 現代アメリカ経済における新たな独占(ビッグ・テック―ハイテク製造業からプラットフォーマーへ;金融―2008年金融危機後における巨大資産運用会社の台頭;農業・食品加工業―家禽・鶏卵部門と豚部門における垂直統合を中心に;軍需産業―軍産複合体の特質と存続要因について;小売業―チェーン・ストアからウォルマートまで)
第2部 独占のグローバル・リーチの新展開(国際分業の編成とグローバル・バリューチェーン;ドル体制と金融覇権;産業界が生んだ「非正規移民」;高度人材の育成とグローバル頭脳獲得競争)
第3部 独占と経済・規制政策論(コロナ危機下のインフレーション論争―経済力集中の重要性;少額ローンと金融包摂―消費者金融法タスクフォース報告書に見る永続的課題;Amazonと反トラスト政策―反トラスト政策の歴史的な歩みと現在地;巨大プラットフォーマーと市民社会―社会問題化の現在と将来)
著者等紹介
大橋陽[オオハシアキラ]
1972年生まれ。2022年立命館大学経済学部教授。現代アメリカ経済史、アメリカ経済論を専攻
中本悟[ナカモトサトル]
1955年生まれ。2021年立命館大学経済学部特任教授。現代アメリカ経済研究、国際経済論を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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