出版社内容情報
民事紛争を解決するために欠かせない法的思考方法が手に取るようにわかるケースメソッド方式の教科書。全4巻シリーズの第3巻。
【目次】
第26章 債権者代位権・詐害行為取消権の骨格[基礎編・発展編]
--金銭債権についての強制執行の準備を目的とする利用場面を中心に
第27章 金銭債権についての強制執行の準備を目的としない債権者代位権[発展編]
--被保全債権である金銭債権および賃借権自体の実現を目的とする利用場面を素材として
第28章 債権者代位権の利用とその限界[応用編]
--抵当権の保全および建物賃借権の保全が問題となる紛争事例を素材として
第29章 詐害行為取消権の利用とその限界[応用編]
--いわゆる偏頗行為に属する紛争事例を素材として
第30章 詐害行為取消権と家族法の交錯[応用編]
--離婚に伴って責任財産が保全されなくなっている事例を素材として
第31章 保証契約について考える[基礎編・発展編]
--事業のために個人が締結した根保証契約を素材として
第32章 求償と代位について考える[発展編]
--抵当権を実行された物上保証人が保証人に求償した事例を素材として
第33章 親権者による利益相反行為と法定代理権の濫用[発展編]
--信用保証協会を債権者とする子の不動産への根抵当権の設定を素材として
第34章 相続財産の帰属をめぐる紛争を考える[基礎編]
--不動産・現金・株式・預金債権・賃料債権・契約上の地位・債務の相続を素材として
第35章 共有不動産の管理・処分について学ぶ[発展編]
--遺産共有されている不動産をめぐる紛争を素材として
第36章 共有関係の解消について学ぶ[応用編]
--通常共有と遺産共有が併存し二次相続が発生している事例を素材として
第37章 共同相続・遺産分割と登記[基礎編・発展編]
--相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全①
第38章 特定財産承継遺言と登記[発展編]
──相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全②
第39章 相続分の指定・遺贈と登記[発展編]
──相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全③
第40章 包括遺贈・相続分指定と遺言執行者の職務権限[応用編]
──不動産登記請求訴訟を素材として
内容説明
近年の債権法、相続法、共有法、不動産登記法改正を理解してプロをめざそう!債権者代位権、詐害行為取消権、求償・代位、共有、相続など多様な当事者間の利害が交錯する制度を包括的・横断的に学習することによって民法と民事訴訟法を架橋する。全4巻シリーズの第3巻。
目次
第26章 債権者代位権・詐害行為取消権の骨格[基礎編・発展編]―金銭債権についての強制執行の準備を目的とする利用場面を中心に
第27章 金銭債権についての強制執行の準備を目的としない債権者代位権[発展編]―被保全債権である金銭債権および賃借権自体の実現を目的とする利用場面を素材として
第28章 債権者代位権の利用とその限界[応用編]―抵当権の保全および建物賃借権の保全が問題となる紛争事例を素材として
第29章 詐害行為取消権の利用とその限界[応用編]―いわゆる偏頗行為に属する紛争事例を素材として
第30章 詐害行為取消権と家族法の交錯[応用編]―離婚に伴って責任財産が保全されなくなっている事例を素材として
第31章 保証契約について考える[基礎編・発展編]―事業のために個人が締結した根保証契約を素材として
第32章 求償と代位について考える[発展編]―抵当権を実行された物上保証人が保証人に求償した事例を素材として
第33章 親権者による利益相反行為と法定代理権の濫用[発展編]―信用保証協会を債権者とする子の不動産への根抵当権の設定を素材として
第34章 相続財産の帰属をめぐる紛争を考える[基礎編]―不動産・現金・株式・預金債権・賃料債権・契約上の地位・債務の相続を素材として
第35章 共有不動産の管理・処分について学ぶ[発展編]―遺産共有されている不動産をめぐる紛争を素材として
第36章 共有関係の解消について学ぶ[応用編]―通常共有と遺産共有が併存し二次相続が発生している事例を素材として
第37章 共同相続・遺産分割と登記[基礎編・発展編]―相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全1
第38章 特定財産承継遺言と登記[発展編]―相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全2
第39章 相続分の指定・遺贈と登記[発展編]―相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全3
第40章 包括遺贈・相続分指定と遺言執行者の職務権限[応用編]―不動産登記請求訴訟を素材として
著者等紹介
千葉惠美子[チバエミコ]
1953年生まれ。北海道大学法学研究科修士課程修了。北海道大学法学部助手、札幌学院大学法学部助教授、大阪大学大学院法学研究科助教授、名古屋大学大学院法学研究科教授、大阪大学大学院高等司法研究科教授を経て、2019年3月定年退職。2019年4月より大阪大学大学院高等司法研究科招へい教授。名古屋大学名誉教授
川上良[カワカミリョウ]
1967年生まれ。大阪大学大学院法学研究科博士課程前期民事法学修了。1999年に弁護士登録、弁護士(大阪西総合法律事務所〔パートナー〕)、その間、2011年4月から2020年3月まで大阪大学大学院高等司法研究科特任教授、2020年4月から2023年3月まで大阪大学大学院高等司法研究科教授を歴任
〓原知明[タカハラトモアキ]
1972年生まれ。大阪大学法学部卒業。1999年任官、大阪地裁判事補、検事(法務省民事局付)、宮崎地家裁判事補、東京地裁判事補(司法研修所付)、東京地裁判事、大阪地裁判事・大阪大学大学院高等司法研究科特任教授、最高裁調査官、横浜地裁判事、大阪地裁判事を経て、2021年4月より大阪大学大学院高等司法研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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