出版社内容情報
人間社会における「自己と他者」の関係性から生じる争いを、哲学と心理学の知見を活かして解決することを模索する書。
【目次】
第1部 裁判と哲学とのかかわり
第1章 争いの裁判における解決
1 自己と他者
2 争いの解決手段
3 民事裁判・刑事裁判の根底にあるもの
4 事実認定の思考スキル
第2章 ヘーゲル弁証法(思考スキルとしての)
1 弁証法
2 カントからヘーゲルへ(必然性と自由)
3 ヘーゲルの自由論について
4 ヘーゲル弁証法とは何か
第3章 事実認定における弁証法的思考
1 事実認定に至るプロセスでの思考スキル
2 民事裁判の場合
3 刑事裁判の場合
4 まとめ
第2部 法(裁判)と哲学と心理学との間に
第1章 争いを解消するために
1 総論
2 当事者の思い その1――法(裁判)と心理学の接点
3 当事者の思い その2――心理学と哲学のかかわり
4 リーガル・カウンセリングなど裁判以外の場における活用
第2章 法(裁判)と心理学
第1節 心理学の基礎
1 総 論
2 社会における心理学のレゾンデートル(存在意義)
3 心の日常と心のしくみ
4 心の発達――心身の発達と他者との関係性の変化
第2節 裁判と心理学のかかわり
1 青年期(少年期)における法とのかかわり
2 成人(壮年,老年)期における法とのかかわり
3 事実認定と心理学(民事裁判と刑事裁判を中心に)
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- 洋書
- WORST T.7