出版社内容情報
法学セミナー795号~824号(2021年~2023年)に連載された人気連載に、追加原稿を収録して書籍化。新進気鋭の研究者である著者による待望の単著。各当事者の行為としての側面と、両当事者の規範としての側面とを区別して契約を考察する。
内容説明
契約とは何かを考える、冒険の旅に出かけよう。契約の規律を多角的に検討する、一歩進んだ学習書。
目次
「契約とは何か」を考える
法律要件論
意思能力
行為能力
法律行為の分類
契約の成立
契約の解釈
契約の内容規制をめぐって
意思表示の瑕疵―錯誤論を中心に
意思欠缺とは何なのか?
なぜ「合意主義」なのか?
代理
信義誠実の原則
債権の目的
債務不履行の救済―全体像の概観
損害賠償
履行拒絶権
解除
多数当事者の債権関係
契約上の地位
物権法も考える
いわゆる復帰的物権変動をめぐって
典型契約の分類
移転型契約
契約不適合責任
貸借型契約
役務提供型契約
無償契約
組合
給付に還元されない利益
給付によらない契約の分類
著者等紹介
山城一真[ヤマシロカズマ]
1982年北海道生まれ。現在、早稲田大学法学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。