出版社内容情報
薬害スモンや水俣病などの公害や環境問題をはじめ、様々な人権問題で多大な業績を残した伝説的弁護士の遺稿集。
目次
序章(公害被害者救済の道を開く;豊田誠弁護士の「公害裁判に生きる」)
第1章 薬害スモンのたたかい(第1章解説―豊田誠弁護士と薬害スモン訴訟;恒久救済対策の法理―人間らしく生きる権利の回復 ほか)
第2章 水俣病のたたかい(第2章解説―豊田誠弁護士と水俣病;水俣病とチッソ子会社の責任 ほか)
第3章 「公害・人権」裁判と法律家の役割(第3章解説―人間豊田誠がのこした言葉;大衆的裁判闘争と弁護士の役割 ほか)
終章(裁判に勝ちぬくための5章;生い立ち、経歴、家族、取り組んだ事件)
著者等紹介
豊田誠[トヨダマコト]
弁護士。1935年秋田県生まれ。弁護士(13期)。イタイイタイ病、薬害スモン、水俣病、多摩川水害、ハンセン病、えひめ丸事件訴訟などの弁護団で活躍。1972年結成された全国公害弁護団連絡会議の初代事務局長、幹事長、代表委員を務めた。また、自由法曹団団長としても活躍し、基本的人権をまもるための諸課題に取り組んだ。2023年3月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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