出版社内容情報
本書は刑事確定訴訟記録の保存と閲覧、團藤重光文庫研究、最高裁大逆事件研究を柱に刑事司法資料の保存と閲覧の市民的権利を説く。
目次
序章 未公開刑事記録との出会い―人と事件をたどる旅(刑事確定訴訟記録との出会い;遺贈資料との出会い ほか)
第1章 未公開刑事記録の保存と公開(明治初期日本の司法制度における近代と前近代―広義の司法資料からの考察・序論;公文書管理法と司法文書の利用 ほか)
第2章 刑事確定訴訟記録公開の意義(刑事確定訴訟記録研究と実践の意義―民主主義に不可欠;史料・資料としての裁判記録 ほか)
第3章 団藤文庫公開の意義(『死刑廃止論』第5版から第6版、そして第7版へ;団藤重光の人格責任論の淵源―アドルフ・レンツの生物学的責任論の意義と課題 ほか)
第4章 大逆事件記録公開の意義(「幸徳秋水等大逆事件」記録の歴史的意義;大逆事件再審請求におけるKTH CUBEシステムを用いた供述分析の可能性 ほか)
著者等紹介
石塚伸一[イシズカシンイチ]
龍谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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