出版社内容情報
1886年(裁判所官制(執行吏規定)の制定)から、1890年の裁判所構成法(執達吏規定)及び執達吏規則・執達吏登用規則・執達吏手数料規則の制定を経て、1894年まで(初期の執達吏の活動が華々しい時代)を研究対象に、裁判執行システムの形成に注目し、それがいかなる過程を経て出現したか、その出現はどのようにうけとめられ、その結果どのような制度改変が試みられたのかを考察する。
目次
第1章 明治一九年裁判所官制と執行吏・勧解吏制度
第2章 明治二三年裁判所構成法と執達吏制度
第3章 執達吏制度の実施
第4章 執達吏の執務状況
第5章 執達吏法制改正をめぐる状況
結章―まとめと展望
著者等紹介
川口由彦[カワグチヨシヒコ]
1956年生まれ。1981年東京大学法学部第2類卒業。1986年同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。同年法政大学法学部助教授。1988年法学博士(東京大学)取得。1996年法政大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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