出版社内容情報
日本の軍事化が急速に進む現在、戦後の有名な自衛隊裁判で日本国憲法を人権と平和を守るための武器として闘った弁護士から学ぶ。
内容説明
憲法は私たちの「守り刀」。「若い人たちには私たちと同じような間違いを繰り返してもらいたくない。戦争する国というものの本質を知らないで、世間の“空気”に押されて命を捨てるようなことになってはいけない」―いまこそ立ち止まり、耳を傾けるべき伝説的弁護士からのメッセージ。
目次
第1章 私の「戦争」―最後の海軍経理学校生徒(幼年期から少年期へ―戦時下の記憶;軍人を志願する;海軍経理学校に合格、そして東京大空襲 ほか)
第2章 憲法を武器として―映画で甦った恵庭事件(稲塚秀孝監督と語る)(はじめに―恵庭事件とは何か;恵庭事件との出会い;映画化―忘れずにもち続けていた恵庭事件への思い ほか)
第3章 恵庭事件最終弁論(全文)―自衛隊の実態(本弁論の目的および資料;三矢研究について;自衛隊と米軍との関係 ほか)
著者等紹介
内藤功[ナイトウイサオ]
1931年3月東京都生まれ。明治大学法学部卒業。弁護士。1957年から73年まで砂川、恵庭、長沼、百里の裁判の弁護団。1974年から89年まで参議院議員2期12年。2001年から現在まで日本平和委員会代表理事。2004年から08年までイラク派兵違憲訴訟弁護団の顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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