出版社内容情報
本書は、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー及び日本を対象に、「政府の憲法解釈」に関わる同様の又は類似の機関の比較研究を通じて、あるべき制度像を描き出し、提言する。各国機関同士に類似する点、あるいは異質な点の分析により、日本の内閣法制局の意義と機能、特質が明らかになり、政府の憲法解釈とは何であるかが明らかになるだろう。
目次
第1部 フランスにおける政府の憲法解釈(フランスの大統領と憲法解釈;フランスの内閣と憲法解釈 ほか)
第2部 二重機能型国務院と政府の憲法解釈(イタリアにおける政府の憲法解釈;オランダにおける政府の憲法解釈 ほか)
第3部 二重機能型国務院と欧州人権条約第6条第1項の保障する「独立の公平な裁判所」(Procola判決―以前のルクセンブルク国務院と「独立の公平な裁判所」;Kleyn判決―オランダ国務院と「独立の公平な裁判所」 ほか)
第4部 日本における政府の憲法解釈(日本の内閣と憲法解釈;内閣直属の機関としての内閣法制局とその憲法解釈 ほか)
著者等紹介
奥村公輔[オクムラコウスケ]
成城大学法学部教授。1980年岐阜県生まれ。2004年早稲田大学法学部卒業、2009年京都大学大学院法学研究科博士課程修了。京都大学博士(法学)。駒澤大学法学部准教授、成城大学法学部准教授等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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