出版社内容情報
行政法理論の基礎を行政に関わる法律の全体像と趣旨、内容通じて簡潔に解説。最新の法改正、判例を踏まえて改訂。
内容説明
行政法の全体像、行政法理論の基礎を、憲法的視点も交えてわかりやすく解説。第2版刊行(2015年)以降の法改正などを踏まえて改訂。
目次
第1編 憲法と行政法(行政法という法;行政法と六法;憲法と行政法 ほか)
第2編 行政法とは何か(行政法の3分野;公法と私法;行政の仕組み―行政組織法)
第3編 行政法の基本構造(法律による行政の原理;法律による行政の原理の内容;行政過程―行政作用法 ほか)
著者等紹介
伊藤真[イトウマコト]
1958年東京生まれ。1981年司法試験に合格後、司法試験等の受験指導に携わる。1982年東京大学法学部卒業後、司法研修所入所。1984年弁護士登録。1995年15年間の司法試験等の受験指導のキャリアを活かし、合格後、どのような法律家になるかを視野に入れた受験指導を理念とする「伊藤真の司法試験塾」(その後、「伊藤塾」に改称)を開塾。伊藤塾以外でも、大学での講義(慶應義塾大学大学院講師を務める)、代々木ゼミナールの教養講座講師、日経ビジネススクール講師、全国各地の司法書士会、税理士会、行政書士会、弁護士会等の研修講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H’s
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The definition and classification of terms are crucial.2023/12/05
UP
0
憲法と行政法の関係に焦点を当て、なぜ憲法という最高法規と(「六法」にも入っていない)行政法がともに「公法」と呼ばれるのか、説明した序盤は新しい視座をくれる。この辺りが伊藤真先生らしいと言えばらしい。単純な行政法の体系的な知識を効率よく入れようとする前に、こういう位置づけを理解しておくことで後のインプットも的を射たものになりそう。判例だけを理解しようとすると、何をやっているか分からなくなるだろうから、現実世界での運用の中で見出された原理を押さえて抽象化することが特に重要なのが行政法だということに納得。2022/10/10
lauretanae
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3版目だけあって、コロナ等時事ネタも多かった2022/01/12