刑務所の生活水準と行刑理論

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535526037
  • NDC分類 326.52
  • Cコード C3032

出版社内容情報

刑務所の生活水準について、諸概念や刑罰論
・処遇論を手がかりとした理論研究に加え、
生活水準を規定する概念の生成過程に着目し
た歴史研究、そしてドイツ行刑を対象とした
比較法研究を通じて、刑務所の目指すべき方
向性の提示を試みる。
日本の刑務所の生活水準は、漠然と「恵まれ
ている」という評価をされがちであるが、実
際には様々な制約を課され、他者との自由な
コミュニケーションをとることもままならな
い。また生命や健康を守る医療も貧弱な刑務
所内の生活実態を見れば、その評価は揺らぐ。
一方、受刑者処遇について国際社会のスタン
ダードを定めた国際人権文書や、ドイツの法
律の中には、社会との同一化という原則が定
められている。同一化原則とは、「刑務所に
おける生活は、社会の生活状態にできる限り
同一化されるものとする」という内容の指針
のことである。この原則は時代が下るにつれ
て重みを増していき、今では、行刑の基本原
則としての地位を確立するに至っている。こ
こにはそもそも日本と発想の違いがあること
が見てとれる。
この違いはなぜ生じるのであろうか。本書
は、そのような疑問から出発した。

目次

刑務所の生活水準を考えることの意味
第1編 刑務所の生活水準に関する理論的前提(刑務所における生活水準の現状;刑務所における生活水準をめぐる概念 ほか)
第2編 日本における「行刑の社会化」(明治・大正・昭和戦前期における社会との近接化の諸相;戦後における「行刑の社会化」の展開 ほか)
第3編 ドイツ行刑における社会との同一化原則(同一化原則前史―自由刑草創期から19世紀行刑改革まで;同一化原則の萌芽と衰退―ワイマール共和国期から第三帝国期まで ほか)
第4編 「市民」としての受刑者像の確立に向けて(刑務所の生活水準モデルの構築;生活水準の設定基準および正当化根拠に関する考察)

著者等紹介

大谷彬矩[オオタニアキノリ]
1988年山口県に生まれる。2017年九州大学大学院法学府博士後期課程修了、博士(法学)、九州大学大学院法学研究院助教。2019年立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構専門研究員。2020年日本学術振興会特別研究員PD(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Praesumptio cedit veritati

2
ドイツ行刑法の同一化原則、日本の刑事施設内の生活水準について、歴史的経緯を踏まえて丁寧に分析・紹介。もっとも、日本法の下において、刑事施設内処遇について、同一化原則自体から具体的な帰結を導くにはなお幅がありうるようにも感じた。2021/09/29

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