法学者・法律家たちの八月十五日

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法学者・法律家たちの八月十五日

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  • サイズ 46判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535525580
  • NDC分類 916
  • Cコード C3032

出版社内容情報

玉音放送が戦争の終結を告げた1945(昭和20)年8月15日。
法学者、法律家たちはこの日をどのように迎えたのか。
戦中・戦後の学者、学問の有り様を生々しく切り取ったエッセイは
それ自体が貴重な記録だが、戦後日本社会と法学の歩んだ歴史を
考察するうえでも示唆に富んでいる。
本書は1975年、1976年の法学セミナーに収録した特別企画
「私の八月十五日」に、憲法、法制史、政治史の研究者が
解説を付したものである。

内容説明

法学者たちが迎えた「あの日」の記憶。玉音放送が戦争の終結を告げた昭和二十年八月十五日。法学者・法律家たちはこの日をどのように迎えたのか。彼らの肉声をいま改めて記録する。

目次

私の八月十五日 第一集(三〇年目の八月一五日―戦争体験と法律家(長谷川正安)
三十年前の八月十五日と私(小野清一郎)
敗戦を喜ぶ(横田喜三郎) ほか)
私の八月十五日 第二集(二〇年後への待望(植松正)
“自由のもたらす恵沢”(宮沢俊義)
安堵と不安の長い一日(峯村光郎) ほか)
解説(「統制」と「調査」―内地の司法官・「外地」の法学者にとっての「八月十五日」(出口雄一)
台北・京城・天皇制(西村裕一)
憲法学史の「語られ方」と法学方法論(坂井大輔) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Praesumptio cedit veritati

1
法律家・法曹実務家が1945年の終戦時を振り返るエッセイ集と、現代の視点から分析を加える4本の解説から成る。各エッセイが挿話として興味を惹く。解説も興味深い指摘を随所でしていて、興味深い。解説の指摘のとおり、終戦が各執筆者に与えた影響は、世代や置かれていた立場により異なるように読める。特に司法官だった者は淡々と受け止めつつ業務を継続し、学生だった者には転換点だと受け止めた。解説における、天皇制について「外地」の官立大学から戻った研究者たちによって独自性のある研究が生まれたという指摘は興味を惹く。2022/02/14

深窓

0
法学者・法律家が1945年の終戦を振り返ったエッセー集。加えて編者の解説が付されている。解説を読む限りでは、ドイツと同じく日本でも司法での公職追放は徹底されなかったようだ。帝国憲法から日本国憲法への転換が司法官の連続性をいかに悩ませたかという問題が解説されていた。2022/01/26

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