出版社内容情報
5つの著名少年事件の記録を克明にたどりながら、少年法の現状と課題、少年再審の壁、マスコミ報道の功罪等を多角的に考える。
内容説明
少年審判の改革は少年警察の改革と不即不離であるということ、それが無実を争うえん罪事件の弁護の教訓である。数多くの少年事件を手がけてきた著者が、五つの著名事件の記録と報道・論評等を克明に跡付けながら、少年法と少年司法の成果と課題を多角的に考究する。
目次
序章 少年事件弁護への道
第1章 柏事件
第2章 綾瀬事件
第3章 いわき事件
第4章 巣鴨事件
第5章 山形事件
第6章 少年再審の残された課題
第7章 留め書き
著者等紹介
若穂井透[ワカホイトオル]
弁護士。1947(昭和22)年生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。1973(昭和48)年、弁護士登録。日本弁護士連合会少年法「改正」対策本部(子どもの権利委員会と改称)事務局長、法制審議会少年法部会委員、日本社会事業大学社会福祉学部教授、同学部長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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