出版社内容情報
変化を続ける国際法の動態を切りとり国際法の最新の議論を提供する。第一線の研究者と国連等でも活躍した執筆陣による珠玉の論集。
内容説明
様々な矛盾や課題を抱える国際社会に対して、法は何ができるのか。ときに困難を伴い、ときに悩ましいこの問いに取り組む論者の議論から、国際法の現在が見えてくる。
目次
第1部 「国際立法」―法創出・形成過程の地平(国際法委員会の70年と新たな傾向―国際法の漸進的発達と科学的知見;国際立法と方法論―国際立法と国際法学;国連安全保障理事会は「国際立法」権限を簒奪したのか?―国際テロリズムと大量破壊兵器の不拡散をめぐって ほか)
第2部 国際刑事秩序―法実現過程の地平(国際刑事裁判所の現在;国際刑事裁判所における証拠法―各国の証拠法との比較分析;国際刑事裁判所の新たな課題―侵略犯罪に関する公判について ほか)
第3部 国際経済秩序―変転する生活秩序における法動態(国家安全保障と通商制限;WTO上級委員会危機と紛争解決手続改革―多国間通商システムにおける「法の支配」の弱体化と今後;貿易とその敗者をめぐる法動態―国際貿易体制の「最大の試練」はいかに克服しうるか? ほか)
著者等紹介
寺谷広司[テラヤコウジ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授(国際法)
伊藤一頼[イトウカズヨリ]
北海道大学大学院法学研究科教授(国際法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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