感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
12
222編にもわたる、風の思い出の4行詩です。 「このあいだの かぜに」で始まるスケッチは、定点観察でもなく、時間も場所もシチュエーションもまちまちなのですが、それぞれに広がる風景を持っているように感じます。 そしてドラマのワンシーンのようにも思えます。 さりげないけれど渾身の作品です。 作者と親交のあった11人の仲間が、挿絵を提供しています。声に出しながら味わいたい作品です。2024/10/02
遠い日
7
222編の風の4行詩。君平さんが書きためたこれらの詩は没後10年の時を経て上梓された。君平さんとゆかりのある11人の画家が挿絵を呈している。風のあらゆる表情を掬い取って、どんな人にも思い当たる、あの時の風があるはず。2019/06/06