出版社内容情報
教科書の説明では物足りなかった国際法上の論点を深め、学生にとってもっと国際法学習をおもしろくするための一冊。
内容説明
最新論点を深めれば、国際法はもっと面白い!教科書の説明だけでは物足りなかった国際社会の変化に関わる論点を丁寧に解説することで、学修を一歩先に進める。
目次
教科書から、一歩先へ
国際法と立憲主義―グローバルな憲法秩序を語ることは可能か
サイバー空間における主権―その論争が意味するもの
法の欠缺補充―裁判官による法の創造とは違うのか
条約の「発展的解釈」
国の元首や政府の長らの特権免除―グローバル化する社会における刑事裁判権のあり方
国際組織の私人に対する責任とアカウンタビリティ―私人に生じた被害のゆくえ
第三国による対抗措置
領域に関する原始権原―領域権限論は何をどこまで扱うのか
公海漁業規制
国際刑事裁判所の展開―正義の危機?
人権条約の域外適用―国の人権義務は領域外に及ぶのか
パリ協定における義務づけと履行確保の手続の特徴
外国投資を保護する公正衡平待遇義務―国の規制権限とのバランス
国際裁判の機能―国際社会における「客観的」判断の役割
国際テロリズムに対する武力行使
国連安保理による制裁と人権保障
著者等紹介
森肇志[モリタダシ]
東京大学教授。1992年東京大学法学部卒業。2008年首都大学東京大学院社会科学研究科教授。2010年東京大学大学院法学政治学研究科准教授。2011年東京大学大学院法学政治学研究科教授
岩月直樹[イワツキナオキ]
立教大学教授。1996年早稲田大学法学部卒業。2002年東京大学社会科学研究所助手。2003年立教大学法学部専任講師。2005年立教大学法学部法学科助教授。2012年立教大学法学部法学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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