離婚後の子どもをどう守るか―「子どもの利益」と「親の利益」

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535524583
  • NDC分類 324.64
  • Cコード C3032

出版社内容情報

親権・監護制度の目標である「子の最善の利益」をどのように考えるべきか。その核心は、子どもの安全な環境と良質な監護である。

内容説明

長年子どもの支援に携わる臨床心理士、家族問題に精通した弁護士、法学者らが、真剣に向き合って考えた「子どもの利益」とは。

目次

第1章 「子どもの利益」をめぐる言説を検証する―それ、本当に「子どもの利益」ですか?(特別寄稿 共同親権の罠―ポスト平等主義のフェミニズム法理論から;共同親権でwin‐win?;面会交流と共同親権は虐待防止にも役立つか;「虚偽DV」論;不分離は子どもの権利条約が謳う権利か―国連・子どもの権利委員会から日本への勧告について;「ハーグ条約に基づく子の返還」と「子の監護事件」は関係する?)
第2章 離婚後の「共同」推進のかげで起きていること―誰のための「子どもの利益」?(当事者の体験―当事者からみた監護紛争と裁判、裁判後の実態;子どもを支援する視点から)
第3章 法は「子どもの利益」をどう実現するべきか(子どもの利益と憲法上の権利―人間関係形成の自由の観点から;国際人権法から見た子どもの最善の利益;親権・監護は子どもの権利を実現する親の責任―質のよい監護を受ける子どもの利益を実現するために;安全は最優先の子どもの利益―DVの構造を踏まえて;児童虐待の現場から見た子の最善の利益;再婚家庭における子の最善の利益―二つの視点を形骸化させる裁判所の面会交流原則的実施政策;仲裁ADR法学会シンポジウム「子の最善の利益保護とADR(家事調停)
あり方」批判と提言
欧米先進諸国における「子の最善の利益」の変遷
英国における「子の最善の利益」―個人主義的理解から関係的理解へ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

46
6月24日から1か月間、男女共同参画推進施設「富山県民共生センター」で離婚後の共同親権について展示を行う。そのための参考資料として。本書は、子どもの利益(幸福)を最優先すべきで、それは共同親権になると妨げられるおそれがあるという論調だ。子の監護、養育費、面会交流などきめ細かい視点で分析していて、大変参考になった。特に、社会学者の上野千鶴子先生の「共同親権の罠」が鋭い。日本は男性に甘い社会。弱者に不利に働く法制度は阻止。「男には共同親権を要求する準備がまだない、というべき」と喝破されている。2023/06/13

ひろか

10
共同親権や面会交流をめぐる論考。表面的な共同親権の主張に惑わされず、子の権利を最大限にに確保する視点を揺るぎなく向き合う必要がある 2020/03/21

てくてく

6
離婚後の子どもの主体性、子どもにとって最善の利益を考えた場合、現在行われている面会交流、そして議論が続いている共同親権は、果たして子どもの利益を守っているのかという点について、それが親の利益によって侵害されている場合が多いことを弁護士や心理士、当事者であった子どもや母親によって語られている。特に関係が破綻した妻への嫌がらせとして面会を強要するケース、子どもが明らかに体調不良などを生じているのに面会ありきで話を進める家庭裁判所判事に調査官、そして調停員への批判は受け止めた上で、議論を進める必要があるだろう。2022/03/09

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