出版社内容情報
米国のミランダ判決を中心とした被疑者取調べ規制を整理し、これを継受した韓国の被疑者取調べ規制を検討し、日本の被疑者取調べの憲法的規制策の提示を試みる。
目次
第1部 日本の被疑者取調べとその問題点(戦前における被疑者取調べ;日本国憲法及び現行刑訴法の制定と被疑者取調べ ほか)
第2部 アメリカにおける被疑者取調べの憲法的規制(Miranda判決以前の被疑者取調べ規制とMirandaへの道;Miranda判決 ほか)
第3部 韓国における被疑者取調べの憲法的規制(韓国刑訴法の史的展開;韓国における被疑者取調べの概要 ほか)
第4部 日米韓3ヶ国における被疑者取調べ規制の差異の背景(裁判所の判断の違い;実定法の違い ほか)
第5部 日本における被疑者取調べの憲法的規制(アメリカ及び韓国から得られる総論的示唆;日本における被疑者取調べの憲法的規制 ほか)
著者等紹介
安部祥太[アベショウタ]
青山学院大学法学部助教(専攻:刑事訴訟法学)。1987年東京都生まれ。2013年日本学術振興会特別研究員(DC2)。2016年青山学院大学大学院法学研究科公法専攻博士後期課程修了、博士(法学)。同年青山学院大学法学部助教。この間、立正大学非常勤講師、國學院大學兼任講師などを兼任。第4回守屋研究奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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