出版社内容情報
2016年刑訴法改正に対応。標準的な法学部生向けのテキスト。 刑事訴訟法の考え方を思考プロセスから学ぶ工夫にあふれた新機軸。
目次
刑事訴訟法の目的とその基本思想
捜査法の基本的な思考プロセス
行政警察活動に対する法的規律とその思考プロセス
任意処分に対する法的規律とその思考プロセス
憲法35条から導かれる捜索・差押えの基本的な思考プロセス
令状主義から導かれる視点を活用する
令状主義から導かれる逮捕に伴う無令状捜索・差押えに対する法的規律
強制処分を統制する規律としての強制処分法定主義、そして令状主義
被疑者の身体拘束制度とその諸問題
憲法33条の令状主義と逮捕に対する法的規律
逮捕・勾留に関する諸原則を活用する
被疑者取調べの現状と問題点
被疑者の防御権の内容とその制限の適法性判断
公訴の提起・追行とその規制
協議・合意制度の構造と手続
訴因論の思考プロセスとその活用1―訴因の特定
訴因論の思考プロセスとその活用2―訴因変更の要否
公判前整理手続と証拠開示
証拠法の思考プロセス1―証拠法の基本的視点
証拠法の思考プロセス2―「関連性」と証拠能力の判断プロセス
証拠法の思考プロセス3―伝聞証拠と非伝聞証拠の区分
証拠法の基本的思考プロセス4―伝聞例外規定の活用
証拠法の基本的思考プロセス5―違法収集証拠排除法則の活用
証拠法の基本的思考プロセス6―自白法則と自白排除
著者等紹介
斎藤司[サイトウツカサ]
龍谷大学法学部教授。1978年徳島県生まれ。2001年九州大学法学部卒業。2006年九州大学大学院法学府民刑事法学専攻博士後期課程単位取得退学。愛媛大学法文学部総合政策学科専任講師。2009年龍谷大学法学部准教授。2014年ゲッティンゲン大学客員研究員(~2015年)。2015年博士号(法学)取得(九州大学)。2016年龍谷大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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