出版社内容情報
1970年代半ば以降、様々な新法理を生成し展開させてきたEU性差別禁止法を検討し、現代社会での差別に対抗しうる法理を探る。
目次
第1部 形式的平等アプローチの展開(EU性差別禁止立法の歴史;形式的平等アプローチの展開とその限界)
第2部 実質的平等アプローチの導入および展開(間接性差別禁止法理の生成および展開―性差別として禁止する類型(性差別概念)の拡大1
妊娠・出産に関する性差別禁止法理の生成および展開―性差別として禁止する類型(性差別概念)の拡大2
ハラスメントに関する性差別禁止法理の生成―性差別として禁止する類型(性差別概念)の拡大3
ポジティブ・アクションに関する法理の生成および展開―一方の性に対する優遇による性平等の積極的な実現とその限界)
第3部 近年の立法・判例動向と理論研究の進展―次のステージへの課題と挑戦(近年の立法・判例動向をめぐって;次のステージへの挑戦:理論研究の進展)
総括:EU性差別禁止法の展開の意義および課題―性差別禁止法の再構築に向けて
著者等紹介
黒岩容子[クロイワヨウコ]
1954年東京都に生まれる。1976年中央大学法学部法律学科卒業。1981年弁護士登録。2015年早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。現在、日本女子大学・明治大学大学院ほか非常勤講師、弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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