出版社内容情報
基本的人権擁護とこれを支える職業である弁護士、という価値観に忠実に活動を続ける一弁護士の理論と軌跡が凝縮された著作集。
目次
巻頭言 金子武嗣弁護士について
第1部 弁護士のあり方(弁護士という生き方;「事実をみる目」―法律実務家と学者;大阪弁護士会行政連携センターの業務開始―弁護士・弁護士会の未来 その1;弁護士高校派遣授業制度確立のために―弁護士・弁護士会の未来 その2)
第2部 刑事事件と私(高野山放火事件;弁護士の法律相談と刑事責任;ヨーロッパ人権条約と日本の国内判例―徳島刑務所受刑者接見妨害判決を素材として;大逆罪はなかった―大逆事件の常識を疑う)
第3部 行政事件と私(建物(家屋)に関する固定資産評価基準の歴史的考察―総務省(自治省)の対応と判例をめぐって
固定資産税と固定資産評価をめぐる法律家のかかわりについて
規制緩和における裁判の役割―エムケイタクシー値下申請却下決定取消訴訟)
第4部 民事事件と私(森永ミルク中毒事件と私;豊田商事管財事件と私;損害保険契約における保険会社の誠実調査・誠実審査義務の帰趨)
著者等紹介
金子武嗣[カネコタケシ]
1948年生まれ。1971年3月早稲田大学法学部卒。同年4月最高裁判所司法修習生(25期、京都修習)。1973年4月大阪弁護士会に弁護士登録。1999年度大阪弁護士会副会長、2005年・2006年度日弁連司人権擁護委員長、2009年度日弁連司法修習委員長、2010年度大阪弁護士会会長・日弁連副会長。現在、大阪労働局紛争調整委員会会長、公益財団法人ひかり協会理事、公益財団法人交通事故紛争処理センター理事。大阪市包括外部監査人(2018年度、2019年度)を務める。これまでの具体的な弁護士活動で取り扱った事件は多岐にわたる。現在「原発賠償関西弁護団」の代表を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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