出版社内容情報
現代の経済活動の主な担い手である企業を取り巻くさまざまな法を企業との関係を初学者でも理解できるようわかりやすく解説する。
第1章 企業と取引
1 企業はどのような取引をするか
2 消費者と企業との間の取引
3 企業の取引を法律の目で見ると
4 市民の法と企業の法
第2章 商品の流通
1 商品が消費者の手に渡るまで
2 販売店・代理店のいろいろ
3 企業と企業の間の売買
4 価格の決定
第3章 金の流れと決済
1 物の流れと金の流れ
2 銀行取引と手形・小切手
3 手形などの決済
第4章 企業の組織
1 企業の活動を支える人たち
2 企業運営の仕組み
3 企業の形態
第5章 企業のクループ
1 企業の結び付き
2 親会社と子会社
3 株式の持合い
4 グループの全体像を示す
第6章 企業の資金
1 企業の資金繰り
2 返す必要のない資金――株式
3 増資さまざま
4 大衆からの借金――社債
5 コマーシャル・ペーパーと短期社債
第7章 投資と利殖
1 資金運用の狙いどころ
2 株式への投資
3 株式の信用取引
4 先物取引とデリバティブ取引
5 プロまかせの資産運用
6 甘言に乗るリスク
第8章 企業の失敗
1 行詰まりと再建
2 戦線を縮小して再出発
3 会社が消えるとき
第9章 企業と責任
1 責任さまざま
2 民事責任
3 刑事責任
4 行政上の制裁
5 非行の発見と責任の追及
第10章 権利の乗物――紙からネットへ
1 紙に乗った権利――有価証券
2 紙から権利を切り離す
3 紙からネットへ
第11章 知的財産権と企業
1 知的財産権とは
2 先端産業の知的財産
3 知的財産権に関する国際条約
4 知的財産権は誰のものか
第12章 競争と独占
1 休戦協定
2 ガリバーの脅威
3 歪んだ競争
4 競争秩序を守る
第13章 紛争解決と政府規制
1 訴訟社会と話せばわかる社会
2 裁判と裁判所
3 裁判以外の紛争解決
4 規制と規制緩和
第14章 国際社会と企業
1 経済摩擦
2 国境を越える企業
3 国際的な資金移動
4 国際化する企業組織
5 税金と国境
第15章 企業法の生い立ち
1 バビロンからビスマルクまで
2 文明開化の新立法
3 百花繚乱の企業法
4 企業法のアイデンティティ
龍田 節[タツタ ミサオ]
著・文・その他
杉浦市郎[スギウラ イチロウ]
著・文・その他
内容説明
企業をめぐるさまざまな法とその仕組みがこの1冊でわかる。平成26年会社法改正、改正民法の成立に伴い改訂!
目次
企業と取引
商品の流通
金の流れと決済
企業の組織
企業のグループ
企業の資金
投資と利殖
企業の失敗
企業と責任
権利の乗物―紙からネットへ
知的財産権と企業
競争と独占
紛争解決と政府規制
国際社会と企業
企業法の生い立ち
著者等紹介
龍田節[タツタミサオ]
1933年神戸市に生まれる。1956年京都大学法学部卒業。その後、同学部助手、講師、助教授を経て教授、同大学大学院法学研究科教授。神戸学院大学法学部教授、同志社大学大学院司法研究科教授(のち、特別客員教授)、大阪弁護士会登録(弁護士法人大江橋法律事務所勤務)などを経て、京都大学名誉教授
杉浦市郎[スギウライチロウ]
1951年愛知県安城市に生まれる。1980年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。愛知大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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