出版社内容情報
危険運転致死傷罪の制定及び改正のあり方を問い直すとともに、現行法を踏まえたあるべき解釈を論じ、実務の指針を提示する。
目次
第1部 交通事故を巡る理論の総論的検討(歴史から見た交通刑法重罰化;刑事立法論としての交通刑法重罰化;最高裁の危険運転致死傷罪認定方法の問題点;赤寺号を「殊更に無視し」たとはいえず、危険運転致死罪は成立しないとされた事案の弁護活動―千葉地判平成28・11・7;危険運転致死傷罪の手続的問題―訴因変更に係る論点について)
第2部 自動車運転死傷行為等処罰法上問題となる各類型の検討(危険運転致死傷罪(2条)
中間類型の危険運転致死傷罪(3条)
過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪(4条)
過失運転致死傷罪(5条)
無免許運転による加重(6条)
危険運転致死傷罪の共犯)