出版社内容情報
科学技術をはじめとする専門知を裁判はどう扱ってきたのかを検討し、裁判の社会的な役割や専門家の役割等を法社会学的に検討する。
目次
科学技術時代の裁判と専門知
第1部 法廷に立つ科学:日米の経験(合衆国における科学訴訟の展開;事実認定における「科学」:合衆国ベンデクティン訴訟からの考察;科学と裁判の距離:日本における現代型訴訟の展開;科学の不確実性と裁判:フォーラムとしての裁判の可能性)
第2部 訴訟における専門知(専門訴訟パラダイムの問題提起;医事訴訟における専門家と専門知;非専門訴訟における専門的知見の利用と評価;専門訴訟における専門知の導入と手続保障)
第3部 科学技術時代における裁判と法律家(ポスト司法改革期におけるプロフェッション概念の可能性;裁判の専門化と裁判官)
著者等紹介
渡辺千原[ワタナベチハラ]
立命館大学法学部教授。専攻:法社会学。1969年奈良県生まれ。1992年京都大学法学部卒業。1998年京都大学大学院法学研究科博士後期課程基礎法学専攻単位取得退学(法学修士)。1998年立命館大学助教授。2006年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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