青山学院大学法学叢書
医療保険財政法の研究

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  • サイズ A5判/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535522565
  • NDC分類 364.4
  • Cコード C3032

出版社内容情報

医療保険財政について、被保険者負担・事業主負担の医療保険料、財政調整のための拠出金等「拠出」の経済的負担の法的性質を考察。

[第1章] 医療保険料(被保険者負担)に関する考察(1)――対価性の存在、権利性の強さ、および租税法律主義との関係
第1節 はじめに
第2節 医療保険の財源および医療保険料(被保険者負担)の構造
第3節 対価性をめぐる議論の状況
第4節 裁判例
第5節 考察に当たっての予備的作業――最高裁判例が示唆する2つの論点に関して
第6節 考察
補論 碓井光明の批評に接して
[第2章] 医療保険料(被保険者負担)に関する考察(2)――「応益的要素」は、なぜあるのか
第1節 はじめに
第2節 医療保険料(被保険者負担)における応益的要素
第3節 標準報酬月額および標準賞与額の上限について
第4節 国保料(税)の基礎賦課額(基礎課税額)の限度額について
第5節 応益割について
第6節 結論
[第3章] 医療保険料(事業主負担)に関する考察
第1節 はじめに
第2節 健康保険料事業主負担の法的性質
第3節 インプリケーション
[第4章] 医療保険法における財政調整に関する考察
第1節 はじめに
第2節 医療保険における財政調整の概要
第3節 老人医療費拠出金の法的性質
第4節 他の拠出金等の評価
第5節 インプリケーション
[第5章] 医療保険における公費負担に関する考察
第1節 はじめに
第2節 健康保険制度における公費負担
第3節 国民健康保険制度における公費負担
第4節 高齢者医療における公費負担
第5節 公費負担に関して実定法から得られる示唆(趣旨の体系化)
第6節 インプリケーション
[第6章] 利用者負担(一部負担金等)に関する考察
第1節 はじめに
第2節 医療保険法における一部負担金等の概要および沿革
第3節 一部負担金等の法的性質および制度趣旨
第4節 インプリケーション

台 豊[ダイ ユタカ]
青山学院大学法学部教授

目次

第1章 医療保険料(被保険者負担)に関する考察(1)―対価性の存在、権利性の強さ、および租税法律主義との関係
第2章 医療保険料(被保険者負担)に関する考察(2)―「応益的要素」は、なぜあるのか
第3章 医療保険料(事業主負担)に関する考察
第4章 医療保険法における財政調整に関する考察
第5章 医療保険における公費負担に関する考察
第6章 利用者負担(一部負担金等)に関する考察

著者等紹介

台豊[ダイユタカ]
1964年福岡県生まれ。1988年東京大学法学部卒業後、旧厚生省に入省。年金局年金課課長補佐、富山県厚生部健康課長、新潟大学法学部助教授等を経て、2005年より青山学院大学法学部助教授、2008年より青山学院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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