出版社内容情報
取締役の会社に対する責任など、一般民事法と異なる商事法の特色に着目して、研究者・実務家が要件事実論の視点から徹底して検討。
商事法要件事実研究会 議事録
問題提起論文 報告論文
問題提起論文
「単純合意」というものの捉え方
――要件事実論の視点からする「法的拘束力をもつ合意」への模索……伊藤滋夫
問題提起メモ
取締役の会社に対する責任に関係する民法の問題についての検討メモ
――要件事実論の視点から考える……伊藤滋夫
報告論文1
商法上の非顕名代理をめぐる解釈と要件事実……松井秀征
報告論文2
取締役の責任
――債権法改正と任務懈怠・帰責事由の概念……大杉謙一
報告論文3
利益相反取引による取締役の会社に対する損害賠償責任の要件事実論的考察
――会社法423条3項の推定規定の規範構造を中心に……氏本厚司
報告論文4
裁判例からみた「他人の行為の放置・看過」に関する
取締役の任務懈怠責任の要件事実……角田大憲
商事法要件事実研究会を終えて
商事法要件事実研究会を傍聴して
商事法要件事実研究会を終えて1
会社法356条1項2号と同法423条3項の規範構造
――利益相反行為と任務懈怠の推定の関係について……伊藤滋夫
商事法要件事実研究会を終えて2……松井秀征
商事法要件事実研究会を終えて3……大杉謙一
商事法要件事実研究会を終えて4……氏本厚司
商事法要件事実研究会を終えて5……角田大憲
法律上の評価推定……今出川幸寛
要件事実論・事実認定論関連文献
要件事実論・事実認定論関連文献 2014年版……山崎敏彦
【著者紹介】
創価大学名誉教授、法科大学院要件事実教育研究所顧問、弁護士
目次
問題提起論文 「単純合意」というものの捉え方―要件事実論の視点からする「法的拘束力をもつ合意」への模索
問題提起メモ 取締役の会社に対する責任に関係する民法の問題についての検討メモ―要件事実論の視点から考える
報告論文(商法上の非顕名代理をめぐる解釈と要件事実;取締役の責任―債権法改正と任務懈怠・帰責事由の概念;利益相反取引による取締役の会社に対する損害賠償責任の要件事実論的考察―会社法423条3項の推定規定の規範構造を中心に;裁判例からみた「他人の行為の放置・看過」に関する取締役の任務懈怠責任の要件事実)
著者等紹介
伊藤滋夫[イトウシゲオ]
1932年名古屋市生まれ。1954年名古屋大学法学部卒業。1961年米国ハーバード・ロー・スクール(マスターコース)卒業(LL.M.)。1994年博士(法学)名城大学。1954年司法修習生、1956年東京地・家裁判事補、1966年東京地裁判事。1995年東京高裁部総括判事を最後に裁判官を依願退官、弁護士登録(第一東京弁護士会)。2004年創価大学法科大学院教授。2004年法科大学院要件事実教育研究所長、2012年~現在、同研究所顧問。2007年創価大学法科大学院客員教授、2012年創価大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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