私記 白鳥事件

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535520806
  • NDC分類 326.23
  • Cコード C3032

出版社内容情報

村上國治、白対協、そして裁判官と弁護士たち。誠実と裏切りをのりこえて、情理の両面から、事件の人間模様に分け入る初の試み!

序 章 事件を素描する

第一部 私史
第一章 中核自衛隊回想
第二章 四つの記憶

対談1 白鳥事件前後 辛昌錫氏に聞く

第二部 天誅ビラをめぐって           
第三章 「見よ天誅遂に下る!」
第四章 活版印刷技術からの検証

対談2 昭和二〇年代活版印刷業における経営と技術 西村正彦氏に聞く

第三部 裁判・裁判官・裁判所
第五章 村上國治有罪判決への疑問
第六章 最高裁事務総局と三人の下級審裁判官
第七章 白鳥決定への途 岸盛一と團藤重光

第四部 現代史のなかで
第八章 それぞれの不幸
第九章 階級闘争としての白鳥事件

あとがき

【著者紹介】
浙江大学亞法研究中心名誉教授、三鷹事件再審を支援する会代表世話人

内容説明

札幌の夜の雪道、公安警察官が射殺された―事件の襞に分け入り時代を読み、実証を重ね真相を糾し鎮魂を祈る。白鳥事件の紙の碑。

目次

事件を素描する
第1部 私史(中核自衛隊回想;四つの記憶;白鳥事件前後 辛昌錫氏に聞く)
第2部 天誅ビラをめぐって(「見よ天誅遂に下る!」;活版印刷技術からの検証;活版印刷業における経営と技術 西村正彦氏に聞く)
第3部 裁判・裁判官・裁判所(村上國治有罪判決への疑問;最高裁事務総局と三人の下級審裁判官;白鳥決定への途 岸盛一と團藤重光)
第4部 現代史のなかで(それぞれの不幸;階級闘争としての白鳥事件)

著者等紹介

大石進[オオイシススム]
浙江大学亞法研究中心名誉教授、三鷹事件再審を支援する会代表世話人。1935年東京生れ。『法律時報』編集長等を経て1980年~2008年株式会社日本評論社社長・会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てくてく

3
①白鳥事件関係者はどのような人であり、共産党とはどのような関係にあったのか、事件後どうなったのか、といった事件関係者に関する話。②白鳥事件発生後のビラが二種類あるのは何故なのか。③白鳥判決に関わった岸・団藤裁判官と同判決が刑事訴訟法に及ぼした影響。といった3点について考察された本。「私記」とあるように、布施辰治を祖父に持ち、また共産党中核自衛隊に所属した経験を有し、法律時報編集長ならびに日本評論社社長の経歴を有する著者の思いが、重くそして強い印象を与える。2015/01/30

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