出版社内容情報
職場のいじめに対する実情、判例を丹念に分析し、先進諸国の取り組みを紹介して、早々になされる必要のある法規制の在り方を説く。
第1章 日本における職場のいじめ問題の現状と課題
(1) 職場のいじめ問題の現状
1 職場のいじめ問題の動向
2 メンタルヘルス問題と職場のいじめ問題
3 労働問題としての職場のいじめ問題の現状
(2) ワークハラスメントの法的規制の課題
1 ワークハラスメントの評価視点
2 ワークハラスメントの法的規制のあり方
3 判例動向
4 行為類型
5 残された課題
第2章 EUにおける職場のいじめ規制の現状と課題
(1) EUにおける職場のいじめ実態調査
1 調査の概要
2 調査結果と分析
(2) 職場の暴力・ハラスメント規制の動向
1 EUにおける社会的規制の動向
2 定義問題
第3章 ベルギーにおけるワークハラスメントの法的規制
(1) ベルギーの立法制定の経過
(2) 2002年法制定の意義
(3) 2002年法による労働環境リスクの分析
(4) 2007年法の制定と意義
(5) 2007年法の実施状況と評価
第4章 フランスにおけるワークハラスメントの法的規制
(1) モラルハラスメントの実態と規制の課題
(2) 制定法によるモラルハラスメント規制
(3) 労使協定によるモラルハラスメント規制
(4) 企業段階でのモラルハラスメント規制
資料
1 「ワークハラスメント」関連判例一覧
2 外国立法の抄訳
3 日本における関係資料
【著者紹介】
滋賀大学経済学部教授
目次
第1章 日本における職場のいじめ問題の現状と課題(職場のいじめ問題の現状;ワークハラスメントの法的規制の課題)
第2章 EUにおける職場のいじめ規制の現状と課題(EUにおける職場のいじめ実態調査;職場の暴力・ハラスメント規制の動向)
第3章 ベルギーにおけるワークハラスメントの法的規制(ベルギーの立法制定の経過;2002年法制定の意義;2002年法による労働環境リスクの分析;2007年法の制定と意義;2007年法の実施状況と評価)
第4章 フランスにおけるワークハラスメントの法的規制(モラルハラスメントの実態と規制の課題;制定法によるモラルハラスメント規制;労使協定によるモラルハラスメント規制;企業段階でのモラルハラスメント規制)
著者等紹介
大和田敢太[オオワダカンタ]
1949年福井県生まれ。1973年京都大学法学部卒業。1979年京都大学大学院法学研究科民刑事法専攻博士課程単位取得退学。パリ第一大学客員研究員、高知大学教授、ボルドー第四大学客員教授を経て、滋賀大学経済学部教授。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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