出版社内容情報
"国で定められる法律と自治体の条例との関係、自治体での行政課題の解決について、わかりやすいエッセイでたどる。
第1章 実践する自治体
第1章を理解するための用語集
第1節 自治体条例の先進性~住基法を変えた? 熊本市条例~
第2節 「ユニーク条例」の法的「適格性」~「朝ごはん条例」って何だ~
第3節 ネーミングライツと自治体~「名前、売ります」~
第4節 地方分権第2ステージ~法令の「上書き権」~
第5節 自治体の「まちづくり権」~日田市場外車券場訴訟~
対話で補足 国法と自治体法1
第2章 法律と条令の間に
第2章を理解するための用語集
第1節 公告式条例と「公布」の性格~その公布方法正しい?~
第2節 定額給付金と「自治体の事務」~自治事務と法定受託事務~
第3節 行服法の改正と裁定的関与~分権おいてけぼりの改正議論~
第4節 情報公開法と情報公開条例~法律・条例の陣地取りと領空侵犯~
第5節 行政手続法と行政手続条例~法律の引き写しなんてするものか~
対話で補足 国法と自治体法2~どうでもいいっていわせない! 公布方法や新旧対照表の形式~
第3章 自治体に何ができるか
第3章を理解するための用語集
第1節 執行機関としての教育委員会~誰が集める? 学校給食費~
第2節 基本法と自治基本条例~法律(条例)になじまない法律(条例)~
第3節 行政上の義務の履行確保~放置自転車対策の特効薬?~
第4節 「空き家管理条例」と行政代執行法2条の解釈~したたかな自治体法務~
第5節 法律の「空白域」と自治体条例
対話で補足 国法と自治体法3~執行機関多元主義とヤマタノオロチ~
第4章 議会改革と地方分権
第4章を理解するための用語集
第1節 議会事務局の強化~改革は竜馬にまかせない~
第2節 議会に附属機関は置けるのか?~東京電力福島原子力発電所事故調査委員会法の残したもの~
第3節 岐路の立つオンブズマン~実績低下の背景にあるもの~
第4節 任期付職員(弁護士)と自治体~蜜月はいつまで続くか~
第5節 住民投票考~いっそ住民投票したら~
対話で補足 国法と自治体法4~特定任期付職員をお呼びしました~
第5章 国法と自治体法
第5章を理解するための用語集
第1節 投票の方法~自書式と記号式の間~
第2節 条例の地域的効果~「非実在青少年」って何だ~
第3節 条例の守備範囲~条例に「できること」と「できないこと」~
第4節 国の法制・自治体の法制~炭鉱のカナリアはゆく~
対話で補足 国法と自治体法5~東日本大震災復興に向けて~
【著者紹介】
元衆議院法制局参事
内容説明
かつてない“対話企画”。軽妙な語り口で、国と自治体の法環境、法制のあるべき姿を浮かび上がらせる。初心者でも読み進められる、基本用語集付き!具体的な事例を挙げて、国法と自治体法の両面から、自治体を巡る法環境について紹介。
目次
第1章 実践する自治体(自治体条例の先進性―住基法を変えた?熊本市条例;「ユニーク条例」の法的「適格性」―「朝ごはん条例」って何だ ほか)
第2章 法律と条令の間に(公告式条例と「公布」の性格―その公布方法正しい?;定額給付金と「自治体の事務」―自治事務と法定受託事務 ほか)
第3章 自治体に何ができるか(執行機関としての教育委員会―誰が集める?学校給食費;基本法と自治基本条例―法律(条例)になじまない法律(条例) ほか)
第4章 議会改革と地方分権(議会事務局の強化―改革は竜馬にまかせない;議会に附属機関は置けるのか?―東京電力福島原子力発電所事故調査委員会法の残したもの ほか)
第5章 国法と自治体法(投票の方法―自書式と記号式の間;条例の地域的効果―「非実在青少年」って何だ ほか)
著者等紹介
吉田利宏[ヨシダトシヒロ]
元衆議院法制局参事。1963年生まれ。1987年衆議院法制局入局。以後15年にわたり議員立法や修正案の作成に参画
塩浜克也[シオハマカツヤ]
千葉県佐倉市企画政策部財政課。1968年生まれ。1997佐倉市役所入庁。資産税課、総務課を経て、2012年より現職。総務課では、2001年から11年にわたり条例案の策定など法規事務に従事。自治体学会会員。日本自治学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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