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出版社内容情報
いじめがなぜいけない行為か、いつ介入すべきかを明らかにするため、憲法学、人権論からアプローチし、問題提起する本。
第一章 いじめをもっと深く知るために
――大河内君の遺書を学生・生徒とともに読む
大河内君の遺書
大河内清輝君の遺書全文
問1 大河内君の遺書を読んでどう思いましたか?
問2 この遺書は何のために書かれたと思いますか?
問3 大河内君は具体的にどのような行為を受けていましたか?
問4 問3の行為は問題行為ですか。なぜですか。法律で罰すべきですか?
問5 問3の行為以外にどのような行為がいじめだと思いますか?
問6 それら具体的行為がいじめですか。それともいじめとは、それに留まらない
何か違う要素を含んでいると思いますか。 他
第二章 どんな行為がNOなのか、いじめの定義を憲法から考える
第一節 定義をすることの意味
第二節 様々な定義
第三節 シカト(無視)はいじめか
第四節 本書の定義
第三章 いじめにNO言える教室づくりを憲法から考える
自然権と国家
法意識、法規範、法制度、法関係
いじめ問題をめぐる法関係
部分社会の法関係
部分社会としての教室の秩序 他
第四章 いじめにNOと言える支援体制を憲法から考える
第一節 いじめ問題にみる担任、学校、教育委員会の問題点
第二節 学校の病への処方箋
第三節 いじめ防止対策推進法は何を定めたか
第四節 教育委員会の病への処方箋
第五章 [補論] 憲法から考えることの意味
法律家のように考える
権利とは正当な要求である
悲惨であれば権利が認められるのか
権利と認められるには何が必要か
神の命令は世界を変える 他
【著者紹介】
岡山大学教授
内容説明
NOと言ってよい「いじめ」をはっきりさせよう。本人も親も教師も、はっきりNOと言うために。
目次
第1章 いじめをもっと深く知るために―大河内君の遺書を学生・生徒とともに読む(大河内君の遺書;大河内清輝君の遺書全文 ほか)
第2章 どんな行為がNOなのか、いじめの定義を憲法から考える(定義をすることの意味;様々な定義 ほか)
第3章 いじめにNOと言える教室づくりを憲法から考える(自然権と国家;法意識、法規範、法制度、法関係 ほか)
第4章 いじめにNOと言える支援体制を憲法から考える(いじめ問題にみる担任、学校、教育委員会の問題点;学校の病への処方箋 ほか)
第5章 「補論」憲法から考えることの意味(法律家のように考える;権利とは正当な要求である ほか)
著者等紹介
中富公一[ナカトミコウイチ]
1953年福岡県生まれ。1983年名古屋大学法学研究科博士後期課程単位取得退学。高知大学教育学部助教授を経て、岡山大学大学院社会文化科学研究科(法学)教授。2006年米国・カリフォルニア大学バークリー校ロー・スクール客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。